パチンコ「確率1/39」ながらRUSH約90%ループの個性派マシン! 往年のスキップ機能も体験できる!!
令和の時代に「ザ・パチンコ」と呼びたくなるような、パチンコらしいパチンコが導入された。その名も『Pどないやねん』。大阪のメーカーだからという安直な理由が垣間見える点も非常に好感が持てる。
演出も大阪を舞台に繰り広げられるコミカルにしてシンプルなもので、昭和・平成初期のデジパチを彷彿させる内容となっている。図柄拡大や変動順変化、スベリなどの予告がベースで、比較的淡々と消化していく。
リーチも多くがロング止まりだが、スーパーに発展すれば大チャンス。日常のモチーフにした新喜劇テイストのストーリーリーチは信頼度50%を越え。さらに全部で20パターンも用意される本機最大の見せ場となる。
また、それぞれにチャンスアップパターンが存在し、発生すれば大当り濃厚。シンプルにしてアツい往年のパチンコ演出を楽しむことができる。ちなみに、ノーマルロングでも大当りしやすく、ノーマル以上のリーチに発展すればアツいのである。
それもそのはず? 本機の大当り確率は1/39.9と超破格。「ちょいパチ」に匹敵するほどの高確率で大当りを獲得できるようになっている。しかし、このままではまとまった出玉は得るのはむずかしい。
出玉獲得のキモは約90%でループする「博覧会RUSH」。65535回転の電サポが付与される大当りを引けば、次回大当り濃厚のRUSHに突入。右打ち中は次回大当りの83.5%ループと20回転の電サポ当りによる引き戻し(約39.8%)によって大きな連チャンを狙うゲーム性となっている。
ただ、「博覧会RUSH」の突入率は10%と非常に低い。破格の大当りで初当りを重ね、RUSH突入のチャンスをうかがうプレイスタイルになる。『ファンキードクター』や『ポップカルチャー』の系譜といえよう。
■往年のスキップ機能を彷彿とさせる機能にも注目
また、本機には古いパチンコ打ちにとって懐かしい機能が搭載されている。それが「どないやねんJUDGE機能」で、変動中に盤面右側に搭載された「どないやねんポケット」に入賞させると一瞬で当否を告知し変動が終了。
そう、あの「スキップ機能」に類するシステムとなっているのである。かつてはボタンを押せば瞬く間に変動が停止したが、本機では右打ちでポケット入賞という手順をふむ。
そのカラクリは、ほとんど1回転で当選する「小当り」によってハズレの演出を消しているのである。特図2での当りは特図1がハズレている場合にその変動を書き換えることができるという仕組みを使ったもの。
これは2回ループ復活機や、小当りRUSHの右打ち攻略でも用いられている。ゆえに目新しい方法ではないが、通常時のスキップ機能として取り入れたことに価値がある。コロンブスの卵的な発想である。
スペック、演出、スキップ機能と、とにかく個性的な『Pどないやねん』。一度は打ってみたいマシンではないだろうか。
(文=大森町男)
<著者プロフィール>
羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。
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