新台『ミリオンゴッド』登場でブーム再燃の兆しも… パチンコ業界ジャーナリストが「需要不足」に関する疑問について回答
最初の難関「天空神殿&天空の門」、次なる難関「メデューサの砂時計」、最後の難関「最終王座の間」と、3つの役物でパチスロのモード移行を完全可視化。シリーズ初の役物抽選システムを採用したミズホの最新パチンコ『Pミリオンゴッド-一撃-』が5月9日、いよいよホールに降臨する。
「役物機のリリースは少ない」その理由を業界ジャーナリストが解説
昨年10月にはアムテックスの役物機『Pうまい棒4500~10500』がデビュー。にわかに役物機が盛り上がっているように思えるが、実のところ、昔と比べて役物機のリリースは少ない。こういった状況に疑問を抱くオールドファンも多いようで、業界紙「シークエンス」が主宰するYouTubeチャンネル内の動画「VOL.22 なぜ、昔のような役物機が出てこないのか~」では、その疑問についてシークエンス編集長のPOKKA吉田こと岡﨑徹氏が解説している。
これによると、そもそも役物機は「ロットによっては甘い」など、役物に個体差があると「えげつない問題になる」とのこと。それ故、役物の型作りは非常に大変で、もちろん費用も「安くない」という。
また、現在のホールではSANKYOの『Pフィーバー機動戦士ガンダムユニコーン』や、ビスティの『新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~』など、ヒット機種は1種=デジパチばかり。型作りさえしっかりできれば「何万台くらいは作れる」そうだが、残念ながら「そんなに売れない」のが現状だそうだ。
結局は、需要と供給のバランス
パチンコライターやパチスロライターなど業界に携わる人間は役物好きが多いものの、デジパチ好きと比べたらかなりの少数派。役物でハジかれてイライラが溜まるよりは、玉がスタートチャッカーに入れば液晶が回る方が「ストレスが少ない」と考えるプレイヤーが多いようで、結局は、需要と供給のバランスなのだという。
ただ、先述した『Pうまい棒4500~10500』は導入から半年が経過した今も高稼働を維持しており、設置店を検索して「電車に乗って1時間かけて打ちに来る」ファンもいるほど。複数台設置するだけで「宣伝効果がある」とし、これは「近年、久しぶりに見た」状況だそうだ。
慢性的に「セキュリティをどこまで強化するのか」といった問題もあるそうだが、今後も「すごいのを出してほしい」とはPOKKA吉田氏。「見たことのないようなエポックメイキングな玉の動き」でヒットすれば「ちょっとずつ」状況は変わるとし、今後の役物機の台頭に期待した。
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