パチンコ「一撃7000発弱」マシンが進化…1発では終わらない継続性を装備!?

一撃で7000発弱の大量出玉を獲得できる役物機が進化

　一撃で7000発弱の大量出玉を獲得できる役物機で一部の界隈を賑わせた『Pワイルドロデオ6750だぜぇ』に新作が登場。その名も『P ANOTHER WILD RODEO～スギちゃんっス～』。コンセプトはそのままにゲーム性が進化したアナザーワールドを堪能できるのである。

　基本的な遊び方や流れは前作とまったく同じ。盤面中央にあるスタートチャッカーに玉を入れ、デジタルで図柄を揃えるとロデオチャレンジと呼ばれる役物抽選に移行。ステージで暴れまわる回転役物を乗りこなし制限時間耐え抜けば大当りになる。

　ただ、同じといってもある重要な部分が変更されている。それがヘソ入賞の大きなポイントとなるステージで、前作よりスタートに絡みやすくなったのである。左右に可動する皿役物によってソ入賞に大きな影響を与え、それがストレスとなると言われていたが、その懸念材料を改善。さすがの神対応である。

　また、デジタル揃いの確率も前作の1/49.9から1/38.7と大幅アップで、当りやすくなっている点も見逃せない。入賞率は大当り確率の向上でプレイのハードルが低くなっているのである。

ワイルドチャレンジの秒数で「20秒」の割合が大胆に振り分けられている

　そして本機の見せ場となる「ワイルドチャレンジ」や連チャンに関わる諸々はよりワイルドに変更されている。まず、ワイルドチャレンジの秒数で「20秒」の割合が大胆に振り分けられている。その数なんと25％。

　前作での話になるが、20秒が選択された場合の入賞期待度は約36％。つまり、ワイルドチャレンジの4回に1回は3回に1回以上の大当りを期待できるのである。

　次に大当り。チャンスをモノに役物で大当りを獲得すると前作では6750発、9ラウンドが5回セットの「Road to Victory」へと突入したが、本作では大当りが1回のみの1350発となった。

　しかし、その分、「スギちゃんっス」という連チャンモードを搭載し、ループ性が加えられたのである。この「スギちゃんっス」は1回転のSTで、再び役物抽選にチャレンジするという流れになっている。

　そしてここが特筆すべきポイント。右打ち中の役物抽選ではチャレンジ秒数が「3秒」という超破格の振り分けが用意されているのである。

　しかもその割合が50％と激アツ。さらに反対の50％は「20秒」なので、本当にチャンスしかない連チャンモードとなっている。パチンコ史上もっともアツい1/2振り分けの誕生である。

　スギちゃんっスで大当りすれば9ラウンド1350発で再度1回転の役物抽選に突入。この連チャンでまとまった出玉を獲得するゲーム性となる。

　1発にすべてを込めた役物が1発では終わらない継続性を装備した、一発屋がおくる一発マシン。それが『P ANOTHER WILD RODEO～スギちゃんっス～』である。

（文=大森町男）
<著者プロフィール>
　羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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