パチンコ新台「約81％継続×最大3000発」を発表！ 大手メーカーの歴史を辿る

待望の爆裂タイトル最新作が登場

　パチンコファン待望の『牙狼』最新作がいよいよ登場するようだ。サンセイR&Dは最新機種『P真・牙狼2』のディザームービーを公式のYou Tubeチャンネルにて公開。ファンの熱視線が注がれている。

　映像ではスペックの概要が示されている。「初回3000個、比率50％」「RUSH突入率約60％」「RUSH中はすべて3000個or1500個」「TOTAL継続率約81％」と過去最強クラスの出玉性能を有しているようだ。

　ゲーム性はSTとなるようで、「STの最高位、黄金ST」を搭載しているという。これでP機のトレンドである「速さ」が加われば、まさに『牙狼』の真骨頂。期待せずにはいられない。

　また、動画の最後にクレジットされた著作権表示を見ると、シリーズの集大成とも思われる多数の原作シリーズがラインナップされている。演出面も豪華でリッチなものになりそうだ。

サンセイR＆Dが歩んできたタイアップ機の歴史を辿る

　この『牙狼』シリーズによってトップメーカーへと躍進したサンセイ。かつては3番手以下をウロウロしていたイメージの中堅企業であった。ただ、そんなポジションに甘んじることなく豪華でリッチな版権も多く手がけていたのである。

　たとえば『CR E.T.』。あの巨匠スティーブン・スピルバーグが製作・監督を務めた大ヒットSF映画、『スターウォーズ』を抜いて当時の興行収入世界1位をおさめた超名作をパチンコ化したマシン。

　究極のセレクトシステムとして、縦1ラインか横スクロール5ラインの遊技モードを選択できる機能が搭載されていた。有名な指を合わせるシーンをバックにしたロゴ予告や実写ムービー連続予告など、映画を感じられる演出もあるが、基本的にはアニメーションで映画の世界観が表現されている。

　あるいは『CRおニャン子クラブ』。『AKB』や『乃木坂』といった現役トップアイドルのパチンコ化が普通となっているが、そういった現在の主流となっているアイドル集団の元祖というべき存在がおニャン子クラブである。芸能人タイアップのパチンコ機は珍しくない時期であるとはいえ、なかなかのインパクトを残した機種であった。

　というのも、演出では一切実写映像が搭載されていないからだ。というのも、モチーフ的には彼女たちを生み出した伝説のバラエティ番組「夕やけニャンニャン」の要素が強くなっているのである。

　また、関係する版権のクレジット、いわゆるコピーライトも記載されていないので、本格的なタイアップマシンとは一線を画する機種であるのかもしれない。とはいえ、「セーラー服を脱がさないで」や「およしになってねTEACHER」「じゃあね」といったヒット曲をしっかりと楽しむことができる。直撃世代なら胸熱必至。

　このようにブレイク前でも大きな版権を扱っていたこともあるが、そんななかでもサンセイらしい個性を発揮していた。

（文=大森町男）
<著者プロフィール>
　羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。

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