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パチンコ店「大量の高稼働マシンを撤去」…店長の致命的な判断ミス!?

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店長の致命的な判断ミスで大量の高稼働遊技機を撤去するはめに!?

 2017年頃だろうか。『風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律施行規則及び遊技機の認定及び型式の検定等に関する規則の一部を改正する規則』が公布された。

 更には高射幸性機種を段階的に減らしていき、最終的に2021年1月で完全撤去しなければばらないという決定はパチンコ業界に衝撃を与えたことだろう。かつて私が在籍したホールにも、当然ながら高射幸性遊技機は多く設置されていた。

 それまで『暗黙的』に設置が続けられていた『みなし機』の撤去は本当に痛かったはず。『ジャグラー』や『海物語』等の確実に長期設置となる遊技機はきちんと認定を取得していたが、そうでない1、2台クラスの人気機種であれば『みなし機』のまま設置していたのだ。

 しかし、大手ならばともかく小型店などでは同じように認定を取得せず『みなし機』として設置していたケースも多く存在したのが事実。そういった小型店にとって『みなし機』の撤去は大打撃だったことだろう。

 さて、本題はここから。その先に検定期限を迎えていく遊技機に関しては認定を申請することで、その後も期限までは設置可能だった。『前倒し認定』も開始となったのだが、自店の店長はそれを頑なに拒否したのだった。

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 その理由は二つ。一つは認定申請にかかる台あたり、数万円の費用がもったいないという理由。もう一つは検定切れ後に設置できる可能性は高く、事実上そのまま設置できるのではないかという勝手な希望的観測である。

 しかし、それは非常に大きな間違いだった。

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 結果的に稼働貢献度の高かった高射幸性遊技機は検定切れと共に順次撤去せざるを得なくなったのだ。ただでさえ競合店には負けているというのに、更に不利な状況に陥ってしまったのである。

 特にパチスロは本当に痛かった。競合店にはサラ番があり、凱旋があり、ハーデスがあり、ビンゴがあり、絆があり、〇〇がある等という状況だが自店には何一つとしてないのだから。こんな店に誰が打ちに来るというのか。

 他店と同様に設置されている高稼働機種といえばジャグラー程度で残っているのは5.5号機ばかり。当然だがパチスロコーナーの稼働は大きく低下し、売上・粗利共に大幅なダウンになってしまったのだ。

 普通であれば、こんな「とんでもない状況」を作り出した店長に厳しい処分が下ってもおかしくはないだろう。それだけ大きな、致命的な判断ミスだったと思う。しかし店長は経営者一族だったため、何のお咎めもなかったのだ。

 結局そのホールは大量閉店のターニングポイントの一つだった2021年1月(当初予定)を迎える前に廃業。いずれは閉店を迎える運命だったかもしれない。ただ、この判断ミスさえなければ最近までは生き残っていた可能性はあっただろう。

オーハナB

オーハナB

元ホール店員、店長経験者。パチンコ店の裏側で起きた出来事や、人間関係を題材にしたコラムを担当している。過去に話題になった業界ネタなど、時代背景を感じる記事も作成中。自身の思い入れのあるシリーズの動向にも熱い視線を注ぐ。

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