パチンコ「92%ループとオール1500発」激アツの人気シリーズ新台から紐解く【激渋アニメタイアップ】マシン史
「FULL SPEED」と「HIGH POWER」の2スペックで登場
三洋が人気シリーズ『P聖闘士星矢』の超最新作『超流星』の発売を発表するとともに公式PVを公開した。本シリーズは高継続電撃決着のスピードタイプ『星矢ゴールドver.』とRUSH中はオール1500発の高出力タイプ『女神ゴールドver.』の2スペックを同時リリース。
どちらも大当り確率は1/318.13のミドルタイプだが、『星矢ゴールドver.』はRUSH突入率約60.2%、RUSH継続率が約92%で、『女神ゴールドver.』はRUSH突入率約53.2%、RUHS継続率が約81%となっている。
注目の連チャンモード「超流星RUSH」には特徴の異なる4つの演出モードを搭載。「青銅(ブロンズ)モード」は小宇宙を燃やせるか、「黄金(ゴールド)モード」は十二宮の火時計がすべて灯る前に黄金聖闘士が出現すれば、それぞれ大当りとなる。
「冥王(ハーデス)モード」はハーデスが剣を引き抜きフラッシュが発生する一発告知系。最後の「決着(カウントダウン)モード」は3カウント以内で大当りが発生するおなじみの演出になっている。
ホール導入は12月の予定ということで年末商戦は小宇宙が爆発すること必至。どちらのタイプをプレイするか。いやいや、よくばりなパチンコファンは両方打つ!? とにかく楽しみな機種である。
「オリジナルマシン」が強いヒットメーカー三洋
この『聖闘士星矢』、アニメタイアップマシンとしては三洋のなかで1番の老舗シリーズとなろうか。
最近でこそ『ストライクウィッチーズ』や『咲-Saki-』といった機種も台頭してきているが、『海物語』や『大工の源さん』に代表されるように、三洋はオリジナルマシンが強い。
そして、その翌年に登場したのが『CRオープンシーズン』。これはソニー・ピクチャーズが初めて手掛けるフルCGアニメで、ファミリー向けのほのぼの感動作品である。あまりパチンコに向いている内容ではない。というか知らん。
大当り確率が1/299.5で確変突入率66%の次回ループタイプ、大当り後に時短100回転が付与される王道スペックで登場した。
その後も『CR鉄拳伝タフ』や『CR勇者王ガオガイガー』といった通好みの路線を継続。特に、パチンコ・パチスロで知名度抜群の漫画家・原哲夫の作品でも目をつけたのが『CRサイバーブルー』、『エヴァ』や『アクエリオン』が大ヒットを放ったロボットアニメからチョイスしたのが『CR装甲騎兵ボトムズ』といった鬼渋ぶりである。
このあたりの硬派な立ち振る舞いに好感を覚えた身からすると、近年の”寄せてきた”タイアップマシンに物足りなさを感じてしまわないでもない。P機でも「そこいくか!」というような版権を登場させてほしいものである。