業況は回復へ、パチスロは好調もパチンコが低迷…「シーズリサーチ・パチンコDI調査2023年7月」が話題
パチンコ業界のマーケティングリサーチを行うシーズリサーチはこのほど、2023年7月期のパチンコ景気動向指数(DI)調査報告書を公開した。
同調査はパチンコ業界における景気動向の判定を目的に、2000年6月より四半期ごとに実施。今回は2023年6月15日から6月30日にかけてファックス及びWEBアンケートを行い、57企業、86地域から回答があった。
業況は回復へ、パチスロは好調もパチンコが低迷
これによると、過去1ヵ月の収益や売上、粗利などから判断される「全体的業況」は前回比で15,5ポイント良化の14.1ポイントまで回復。3ヵ月後は18.8ポイントまで上昇する見通しで、業況に回復の兆しが見られたようだ。
事業規模別の全般的業況は、小規模事業者(1~3店舗)が前回比13.2ポイント良化のマイナス11.8ポイント、中規模事業者(4~10店舗)が同14.8ポイント良化の9.5ポイント、大規模事業者(11店舗以上)が±0ポイント。3ヵ月後も中小規模の事業者は回復する見通しとした一方、大規模事業者は落ち込むと予想した。
稼働状況はパチンコが前回比17.3ポイント悪化のマイナス57.0ポイントまで落ち込んだものの、パチスロは同20.7ポイント良化の47.7ポイントまで大幅回復。3ヵ月後はパチンコがマイナス40.7ポイントまでアップ、パチスロは現状維持とした。
資本投資気運(遊技機)は前回比6.1ポイント良化の22.8ポイントまで回復し、3ヵ月後も26.3ポイントまで高まると予測。資本投資気運(遊技機以外)は同1.7ポイント悪化の29.8ポイントと概ね現状維持で、3ヵ月後は33.3ポイントまで回復する見通しとした。
事業規模の増減差(「拡大」-「縮小」)で見ると、「遊技事業」は前回比2.3ポイント悪化の10.9ポイント、「遊技以外の事業」は同1.9ポイント悪化の15.7ポイントで、どちらもプラス圏で概ね横ばい。設置台数の増減差(「増台」-「減台」)については「パチンコ設置台数」が同13.8ポイント悪化のマイナス23.2ポイントと4期連続マイナス圏で推移した反面、「パチスロ設置台数」は同33.3ポイント良化の44.6ポイントと大幅に回復した。同社はこの結果を受けて、サミーの『スマスロ北斗の拳』の導入の影響もあった…と推察した。
遊技機購入費の増減差(「増やす」-「減らす」)で見ると、「パチンコ新台」は前回比34.4ポイント悪化のマイナス41.8ポイント、「パチスロ新台」は同3.8ポイント良化の48.2ポイントと、パチスロ新台がプラス圏を推移しているのとは対照的に、パチンコ新台は大幅に低下。「パチンコ中古機」は同9.3ポイント悪化のマイナス7.4ポイント、「パチスロ中古機」は同0.3ポイント悪化の14.7ポイントとした。
『ガンダムSEED』の登場で何かが変わるか?
このように、業況はパチスロの影響でプラス圏へ回復しているものの、パチンコは悪化の一途。アンケートコメントでも「4円パチンコの稼働が極めて低調」「スマパチは未導入だが、319分の1でもキツいと感じるのに、350分の1はなおさら」と低稼働を危惧する声が目立った。
とにもかくにも、パチンコ人気低迷の脱却には、起爆剤となるような大ヒット機種の登場が待たれるばかり。前評判が高いSANKYO製造『Pフィーバー機動戦士ガンダムSEED』の8月7日導入開始で、なにかが変わるのか。ファンとしても注視したいところだ。
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