【SANKYO羽根モノの軌跡―その2】『フィーバー』大ヒットで見事復活を遂げるも… 「羽根がスライド」「動くVゾーン」規制後の独自性に富んだマシンの数々
ゲームメーカー・タイトーが世に送り出した「インベーダーゲーム」の大ヒットによって大打撃を受けたパチンコ業界は1980年、三共(現・SANKYO)が発売した超特電機『フィーバー』で見事に復活した。
射幸性の高さから「のめり込み」が問題視されることに…
だが、大量出玉を獲得できる『フィーバー』は、その射幸性の高さから「のめり込み」が問題視されることに。この事態に危機感を強めた警察庁は1981年、アタッカーの開放時間を「30秒」とし、開閉を最大10回までに制限する方針を固めて全国のホールへ示達した。
また、1983年には千葉県警がアタッカー開放中に玉が10発入れば閉じる「10カウント規制」、翌1984年にはアタッカーの開放時間を「30秒」から「15秒」に短縮する規制を通達。風適法に呼応して実施されるようになった1985年の型式試験からは、「10カウント、10ラウンド」がフィーバー機のスタンダードとなり、その出玉は約1,300個まで抑えられた。
加えて、この型式試験では規則上、種別区分が明記され、フィーバー機は「第1種」、羽根モノは「第2種」、権利モノは「第3種」、これら以外は普通機、一般電役と分類。羽根モノについても大当りは「最高8回継続」と明確な規制が設けられた。
規制後も独自性に富んだマシンをリリース
そんな中で同年、三共は『アリゲーター(&Ⅰ&Ⅱ)』と『シャトルA(&B)』、2つの羽根モノをリリース。羽根がワニの口を模した前者は大当り中における少年役物のスリリングな動きと、連続して流れるメロディーが特徴的なマシンで、スペースシャトルをイメージした後者はシンプルな王道タイプだ。
1986年に登場した『エキサイトライダーⅠ』は、バイクが描かれた羽根が左右にスライドするように開閉。大当り中はエンジン音が鳴り響き、ゼッケン1番のライダーが左右に動くことで玉の動きに変化を与える。
このほか、同年には1982年デビューの『キングスター』を継承した『スーパーロイヤル』、大当り中の5個カウントからは役物中央の機体が旋回する『ブルーエンジェルⅠ(&Ⅱ)』などを製造した。
1987年にもV入賞後、戦車役物の大砲とキャタピラが動く『コンバットⅠ(&Ⅱ)』、大当り中はVゾーン自体が上下する『バンガードⅠ(&Ⅱ)』など数機種を精力的に発売。このうち、『エキサイトライダーⅠ』のスライド羽根モノを受け継いだ『大相撲Ⅰ(&Ⅱ)』は、大当り中のラウンド表示ランプが「幕下」から「横綱」まで昇格する仕組みで、そのユニークさは当時、大きな話題を集めた。
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