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「データと違う」パチンコ・パチスロの現状…「市場の急変」に驚愕

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「データと違う」パチンコ・パチスロの現状

 勤勉なパチンコ・パチスロファンならば、一度は聞いたことがあるだろう「レジャー白書」。これは公益財団法人日本生産性本部が1977年から創刊しているもので、全国15~79歳の約3,000人を対象とした余暇活動調査結果などをもとに、日本における余暇の実態を需要と供給、双方の視点から総合的且つ時系列的に取りまとめている。

 一方、ダイコク電機は1990年より、ホールのデータ・を収集・分析した会員制情報提供サービス「DK-SIS」を開始。それをまとめた「DK-SIS白書」を刊行しており、業界誌「シークエンス」の主宰YouTube内の動画によると、去る7月19日には東京都文京区の東京ドームホテルにて「DK-SIS白書2023年版-2022年データ-」の記者会見を行ったそうだ。

 業界ジャーナリストでシークエンスの編集長も務めるPOKKA吉田氏は、レジャー白書よりも、業界最大のマスデータである、このDK-SIS白書が重要と発言。レジャー白書のように「アンケート調査」ではなく、しっかりとした「データ」であることから、「よほど正確」「市場動向的にはDK-SISが最優先」としたが、ここからPOKKA氏は首を傾げた。

 その理由は市場規模の内訳だそうで、2022年の総売上は約14.6兆円で、粗利額は約2.38兆円。いずれもほぼ横ばいだが、内訳を見ると、パチンコの総売上は前回の8.2兆円から8.8兆円、粗利額は1.41兆円から1.52兆円に増えているのだそうだ。

 反面、パチスロの総売上は6.4兆円から5.8兆円、粗利額は0.98兆円から0.86兆円まで減少。パチンコが増えてパチスロが減り、結果的に「ほぼ変わらず」という状況だったという。

POKKA氏も驚く「市場の急変」

 この結果についてPOKKA氏は、「今の現場感と違っていて面白い」とコメント。周知の通り、サミーの『パチスロ甲鉄城のカバネリ』をはじめとする6.5号機、SANKYOの『パチスロ革命機ヴァルヴレイヴ』といったスマスロが台頭して以降、パチスロは盛り上がり始めているが、パチンコに関してはイマイチ稼働が伸び悩んでいるからだ。

 では、何故このような結果になったのか。これについては、2021年末に登場したビスティの『新世紀エヴァンゲリオン~未来への咆哮~』と、2022年1月にデビューした大都技研の『P Re:ゼロから始める異世界生活 鬼がかりver.』の存在が大きいと分析。2022年序盤はイケイケだったものの、POKKA氏曰く、以降はヒット作がなく、健闘しているP機は三洋物産の「『P大海物語5』くらい」と語った。

 データと現状の乖離。この原因は、POKKA氏も驚く「市場の急変」にある。このままパチスロが伸びるのか、それともパチンコが勢いを取り戻すのか。ファンとしても注視したいところだ。 

パチmax! 編集部

パチmax! 編集部

パチンコ・パチスロの新台をはじめとした機種情報や、業界・メーカーの最新情報などファンが気になる内容を様々な切り口から発信するニュースサイト。大御所ライターなど著名人のコラムも連載中。

パチンコ・パチスロ情報局「パチmax!」

Twitter:@pachinko_gj

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