「約8万発」あった出玉が…甘デジ帯「超荒波のデビルスペック」に翻弄される破天荒な実戦

強烈甘デジ帯パチンコへ挑む！【甘つっぱ　第25回】

　大、大、大、大、ダイナマン。間違えた。大ピンチである。8月に連チャンの引きをこじらせおっさんの「甘つっぱ」。一時期は8万5000発くらいであった出玉がもう6万発台まで削られている。

　これは本当にどうにかしないと本格的にやばくなる。調子の良かった時期のフォームを取り戻すべく、「ジューダス・プリースト」や「パンテラ」、「スレイヤー」を聴き込み、悪魔の気分を高める。

　こうして準備万端で挑んだ今回の実戦だが、なんといきなり「デビルインパクト」まで連れて行かれるではないか。「おは天」ならぬ「おは遊タイム」。9月に入ったのに流れが変わらない。それではこの遊タイムからの「真悪魔RUSH」で形勢逆て――

■
■
■
　ニューギンから新たなライトタイプのマシンが登場した。『Pベルセルク無双119ver.』だ。主人公・ガッツが所持する厳つい刀「ドラゴン殺し」をそのままスペックに表現したような超強力な出玉性能を装備した小当りRUSHが魅力のミドルタイプをそのまま遊びやすいスペックにしたようなマシンとなっている。

　RUSH突入率75％、RUSH継続率75％、小当りRUSH1回分の期待出玉約1000発と、ミドルタイプのゲーム性を完全移植。まさに狂乱SPECをライトスペックで実現したのだ。

　RUSH中はバトル演出で使徒に勝利すれば10ラウンド大当り＋小当りRUSHに突入。小当りRUSHの振り分けは25％だが、確変中の大当りは半分が8ラウンドと普通の確変ループでも相当の出玉を獲得することができそうだ。

　小当りRUSHのライトスペックは希少価値が高いので、その爆発力とあわせてライト・甘デジ界隈で大暴れを展開し――
■
■
■
　あまりの出来事に現実逃避し、原稿の内容を新機種紹介へ逃げていたようだ。そう、目も当てられない厳しい結果をもたらしてしまったのである。ヒキ弱すぎて引くし吐く。

「超荒波のデビルスペック」に翻弄される…危険な流れだ

　まず遊タイムからのRUSHだが、これがまさかの単発終了。たった1回大当りを引いただけで92％ループが終わったのである。時間は59秒12、リアル秒殺。これだけでもKO寸前で、例えるなら井上尚弥のボディーブローを喰らったようなもの。

　しかし地獄は続く。次の初当りは104回と大当り確率以内でやってきたもののRUSHに入らず。まあまあこれで1/2、次はRUSHでさっきの分（単発）をカバーするような連チャンをしてくるだろうと能天気に考えていたら、31回転の早当りしたにもかかわらず、またしてもRUSHには入ってくれない。

　この日は回りも芳しくなく、徐々に出玉を削られながら迎えた4回目の初当りが211回転とそこそこハマったうえにやっぱりRUSHに突入しない。ここで完全に心が砕けてギブアップ。またしても大きく貯玉を減らしてしまった。危険な流れだ。