【新台パチンコ】一撃万発・33連4万5000オーバー報告も… いま一番「事故らせたい」激しい暴れん坊マシン!!

〝ときんときん”に尖らせたスペックが好評！

　【新台実戦JUDGEMENT】。今回のピックアップマシンは、コンテンツ・創作物の立ち位置として「限定的だが熱狂的なファンがついている」ようなものがよく存在するが、そういった性質を持っているだろうパチンコ機の筆頭的シリーズ、その最新作『P百花繚乱』だ。

　P機時代の『百花繚乱』はDaiichiから登場したが、名古屋メーカーだけに〝ときんときん”に尖らせたスペックとなっている。

　大当り確率は約1/319.7のミドルスペックで、1種2種混合機におけるST方式のRUSHを採用。RUSH突入率は約75％と高いうえに、右打ち中は大当りの約30％が3000発プラスアルファの出玉だ。

　この3000発プラスアルファとなる「忠CHU乱舞BONUS」は、とてつもない破壊力を秘めた出玉上乗せ特化ゾーンなのだ。

　発動した時点で10ラウンド約1500発×2回が約束され、さらに後半の大当りラウンドで演出に成功すれば1500発出玉を上乗せ。上乗せ成功時は、そのたびに上乗せ抽選が発生するので1500発上乗せのループが作動する。

　気になる上乗せのループ率は驚愕の50％超え。つまり、3000発ボーナスのあとにちっちゃな『海物語』の確変モードが内蔵されているようなイメージである。平均4500発。これが通常のRUSHとは別で手に入るのである。

「一撃万発」「33連で4万5000オーバー」報告も

　当然、「忠（ボーナス）一撃万発」「33連で45000オーバー」などRUSHの破壊力は桁外れ。ほかにも普通に2万発3万発の出玉報告があふれている。

　ただ、強大すぎる出玉性能を抑えるブレーキというか反作用装置も必要になる。もちろん、このままでは適合試験に合格しないからだ。それが「STリセット」だ。リーチ発展に失敗すると「回帰」図柄が停止し、それまで消化されたST回数がスタートの100回に戻るようになる。

　しかし、STリセット時は出玉が一切払い出されない。つまり「突確」のような役割である。そして、このSTリセットが右打ち中大当りの実に40％、正確には39.9％を占めているのだ。

　要するに、「RUSH中は図柄が揃えば1500発以上確定。しかも30％で3000発が約束されたうえに50％で1500発が上乗せされます。ただし、4割は出玉なし」となっている。近年まれにみる尖りに尖ったスペックとゲーム性だ。

　逆振れを喰らった打ち手のなかには「なんで10連して出玉が4500発しかないんだ」と店員に詰め寄ったケースもあるとかないとか。「13連して出玉あり4回」「連チャンが全部『回帰』だった」など、高低差は鬼のように激しい暴れん坊マシンとなっている。

『P哲也』もそうであったように、Daiichiはあえてこのスペックゾーンを狙っているのだろう。わかるやつ、面白がれるやつだけついてこい。スペック同様、振り切った戦略でコアなパチンコファンをターゲットにしているマシンといえよう。