「ものすごく悲しい」「V字回復なんて夢のまた夢」…パチンコ大物ライターが「業界の在り方」を指摘
パチンコ大物ライターが「業界の在り方」を指摘
1台のスマスロが物議を醸している。
それは、ビスティの『Lエヴァンゲリオン~未来への創造~』。全設定共通8192分の1のプレミアムフラグを装備した、純増枚数変動型のAT機だ。
業界のご意見番こと大崎一万発氏が主宰するYouTube「まんぱつ」内の動画によると、プレイヤーたちをざわつかせている理由は出玉性能。「ツラヌかない」わけではないものの、引き戻しの割合は「35%程度」だそうで、スマスロの流行である「シームレスにツラヌく」仕様ではないそうだ。
それ故、リセット台で即プレミアムフラグを引いても、1,000枚程度の出玉で終了してしまうことも。「設定1放置のクソハマり台で一発逆転を狙うしか、活きようがない台」だとし、「だいぶ打感的に思ってるのと違う」とするプレイヤーが多いという。
「意図はなかったと言われるかもしれませんが…」
大崎氏はメーカーサイドに対して、その仕様を「積極的に出してないわけじゃないですか」と言及。スペック詐称は「最近のパチンコでもあった」とし、「明らかに優良誤認を狙ってると言われたら、そういう話になってくる」と嘆いた。
大崎氏は、パチンコ・パチスロは「ギャンブルの具」であり、機械はホールにとっての「集金装置」。「お金を入れてくれるユーザーが不利に思うようなものは、出さないように出さないようにやってきた」と歴史を振り返った。
そして「それを全部開示しろっていうのは無茶な話」と一定の理解は示したが、「昔からの暗黙の了解みたいなものが、どんどん白日のもとに晒される時代に、そんなまだ細かい所で上手いこと盛る…みたいなやり方」については「エンタメ産業としてものすごく悲しい」とし、「そんなことするから、いつまで経っても信用されない」とパチンコ業界の在り方に物申した。
「パチンコも面白い。スロットも面白い」。大崎氏は「ゲームという意味合いで、本当に質が高い」と評価した一方で、「辛いことをやってるうちは絶対に信用付かない」と一蹴。「大きいメーカーさんや販社さんというのは勝ち組の方だと思う」とし、「もっと正々堂々と中身で勝負していかないと、V字回復なんて夢のまた夢じゃないかな」と指摘した。
非常に興味深い内容となっているので、気になる方は是非とも動画をご覧いただきたい。