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パネルデザインのセンスは特級品! 昔懐かしの回顧台の話️【ゴトロニの人生4コマスベリ】

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■中段のハート様が活躍する…のかな??

 皆さん、うおおおおおおおおん(悲観)!! ゴトロニです。

パネルデザインのセンスは特級品! 昔懐かしの回顧台の話️【ゴトロニの人生4コマスベリ】の画像2 ポイ活でコツコツ買い付けていた株は全部手放しました。
というのも、イスラエル問題が勃発したからですね。個人的には世界情勢が大きく緊張化するとは考えていないものの、用心しての現金化は妥当と言えるでしょう。中東は世界の火薬庫と教えられてきた身としてはしょうがないって。早期の鎮静化、そして、未来に進める決着を期待しています。

 さて、昔の機種を思い出しながら評価と紹介していくシリーズも…実際に始めてみると全然進みません。パチスロというものは順調に進化していて、自分の感覚で、面白さ的に4号機のそれを全部足しても『番長2』と『モンキーターン』の2つのツインボスの前に完敗します。なので、当初の見立てでは書くことが少なくて、そろそろ4号機の獣王くらいに至り、年末には4号機の終焉期まで届き、みなし機撤去で旅打ちしたのを懐かしんでいる予定ではあったのですが…全然でしたね。オールドマシンにはオールドマシンなりにそれ相応の深みとか歴史とかネタとかあるものですなぁ。

 かといって、振り返ってみれば何となく話としてまとまるだけであって、リアルとしては期待を持って初打ちに挑むと簡単に裏切られるのもこの時代の特徴。前回扱ったマツリを生み出したサミーもそのポジションにいたメーカーの一つでした。

 というか、今のサミーからすると全く以って信じられないとは思いますが、本当に遺憾系パチスロを連発していましてね、基本的に暗いイメージのパネルのものは、不思議な人たちが持つ魔力による謎のチューンナップ(以下、謎)が施されたものとして別の意味で人気していました。それくらいノーマルのままだと厳しかったんですよ。

 集中機能搭載のスーパーヘビーメタルシリーズですらノーマルと謎が半々の印象で…うん、当時私が住んでいたのが謎のメッカである神奈○県だったので、そういう環境も多分に寄与していたとは思いますが、何も恐れず脊髄反射で言うとそんな感じです、ハイ。

 九龍とか神龍2とかに関しては正規版なのが導入されたことがあるのか分からないレベルかも。アラジンマスターは同じ集中機でも概ねノーマルだったかなぁ。んで、謎チューンがまず無かったと言い切れるのがマツリ。そして、『フィフティーズ』でしょうか。

見つけたら無条件に座りたくなってしまう

 このフィフティーズについてゴトロニ式に紹介しておくと、最も印象に残っているのはパネル。50年代のイメージがこうなのかは分かりませんが、バブリシャスのガムを噛みながらローラースケートで給仕する、それこそアメリカの映画で出てきそうなパツキン姉ちゃんがドーンと描かれていましてね、店の中にあると一際存在感がありました。

 当時でも動物がモチーフのファンシー系だと、こういったあか抜けた感じの可愛らしいパネルはボチボチ出ていたんですけど、ゲッターマウスとかフリッパーとかCCエンジェルとか…ってユニバばかりじゃねーか!

 それはさておき、まずはそのモチーフとイメージが飛び抜けていまして、見つけたら無条件に座りたくなってしまうのが第一のポイントだったのです。そんな風に書きながら、実はフィフティーズのデビューはマツリよりもかなり先。でも、私の中での時系列はマツリが前で、フィフティーズは後ろ。つまり、デビューと自分の初打ちタイミングが逆になっているのですが、この理由は明白で、フィフティーズの設置が非常に少なかったからに他なりません(謎化する事態を避けられた理由っぽい。やはり採算性というものがあるようです)。

 今だといかなるマイナー機でも、いや、マイナー機こそネットで検索してすぐに打ちに行けるんですけど、フィフティーズはあちこちのホールに遊びに行った結果、偶然に見つけてようやく打てた…と、そんな経緯です。

 顔は良いのに導入が進まなかった原因もこれまた明白で、ゲーム性が極めてビミョーだったため。ビミョーというかシラウオのように恐ろしく淡白でしたね。

出目に関して今風のアレンジを施しリメイクしたら…

 リーチ目の基本は、順押しでもハサミ打ちでもいいのですが、停止系の優先順位が異なるためか、同じ出目でもより信頼性がハッキリとアップするためハサミ打ちがおススメ。そのハサミ打ちで「左と右の中段にハートマーク(リプレイ)が停止して、何も揃わなければボーナスかも!?」というルールです。

 その際に、左リールのハートにどのボーナス絵柄が付いているか、ハズれた際に止まった中リールはどうなのか、そういったところが最終的な期待度に影響を与えるものの、その強弱感に分かりやすい法則性はなく、十把一絡げに捉えてチャンス目止まりかなってものばかりだったし、それが故に売りである「リーチ目総数が1000通り以上」というのは眉唾モノだったと結論付けて終わりました。

 なにぶん打てる機会に恵まれなかっただけに、トータルで1万ゲームも回せていなかったと思います。だもんで、ツメが甘かった点は否めませんが、リーチ目としてはこの1つだけと思って良かったと記憶しているので、何千ゲームも楽しく打ち切れるには無理があるくらい単調だったのは間違いないでしょう。出目演出に関しては、同時期の山佐とユニバーサルが42.195kmは先を行っていたかなと思いますね。

 そういった見識を踏まえて、ならばもう永久に封印すべきかとなると話は別で、出目に関して今風のアレンジを施すのを前提にリメイクしたら…かなり化けそうな気がするのは私だけでしょうか。その折にはパネルの姉ちゃんはガッチガチのヤマンバギャルかHOOTERSのようなノリにして、どうか一つお願いいたします。

ゴトロニ

ゴトロニ

神奈川県横浜市出身。大学時代にこじらせた回胴愛を武器に、ショッカーという名のデータ採り要員として攻略誌業界入り。その後、パチスロメーカー勤務を挟み、再度リングインするという特異な経歴を持つが、これといった目覚ましい活躍は見せないまま現在に至る。パチンコ・パチスロ以外では猫と競馬・競輪・オート、株、為替FXにもドップリで毎日眠れない日々を送っている。

Twitter:@GotoroniXX

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