【強甘デジ】万撃達成後にまさかの5連続スルー… メンタルをえぐる波乱な展開が続く

「シンジラレナーイ」

　町男のなかの元日ハム・ヒルマン監督が騒ぎ出した。もうすぐ12月だというではないか。2023年はあと6週間しかないらしい。例年、この11月の下旬が 一番心の負荷が高くなるもので、「今年も残り少ししかない」という焦りと「結局今年も何もなし得なかった」という悔悟が重たくのしかかるのである。

パチンコは「メンタルの遊技」「メンタルが9割」

　12月になれば「来年がんばろう」と開き直れたり、誕生日やクリスマスや年末休暇など楽しいイベントが目白押しなのでそんなことを忘れることができるのだが、11月後半は急に寒くなる時期でもあるし、1年で一番嫌いな期間かもしれない。

　こうした心持ちは、当然パチンコにも反映される。打ち筋だったり、立ち回りに対する思考だったりが鈍くなり、結果がついてこないのである。私は「パチンコはメンタルの遊技」「パチンコはメンタルが9割」と考えている。

　そんな感じで「甘つっぱ」実戦をやり始めたら、開始早々の5回転でいきなり大当りするではないか。先読みとか保留変化など、大当りによく絡む演出が出なかったので普通の外れ変動かと油断していたら、タイマー演出や次回予告が発生し、バトル・ガイゴウがチャンスアップ頻発でそのまま当たってしまったのである。

　しかし、この当りでRUSHは入らず。「早い当りに種はなし」とはよく言ったもので、往々にしてすぐに初当りを引いても確変・ST・RUSHに突入しないのである。

　続く2回目の初当りは155回転。今度は接近先読みやボタン保留アイコンからのデビルロゴ保留と強い先読みが発生したので高確率で大当りを取れると思っていたが、RUSHにはやはり突入しなかった。嫌な流れだ。

トータルで5連続単発。50％とは…

　前の日に打っていた人がけっこうRUSHに入れていたに違いないと自分を納得させるも、ふと自動切り替えで表示された大当り履歴を見てみると、前日も最後の大当りは3回さかのぼるまでRUSHに入っていないではないか。つまり、昨日からトータルで5連続単発。50％とは。

　不穏な空気が流れるなか、決定的に最悪に運が悪い出来事に遭遇する。それは118回転で迎えた3回目の初当りでのこと。ミニ液晶にシレーヌのアイコンが出現しても何も起こらなかったりと変動になんとなく違和感を覚えた直後、画面下からいきなり手が飛び出し、図柄の3つ揃いが急停止で即当りした。

　発生すれば大当り濃厚となるこのプレミアムアクション「Devilhand」、これまでの実戦のなかで必ずRUSHに突入していたのでRUSH濃厚演出だと認識しており、この当りでもやっとRUSHに入ったと安堵しているとき、ラウンド演出でまさかの失敗を喰らってしまったのである。

　1年近く打ち続けてきてこんな勘違いがあるとは。かなりのショックでしばらく現実を受け入れられなかったのだが、なんと動揺しているさなかの2回転後にもう1度大当りを引くという、よくわらないカオスな展開が待ち受けていた。もういろいろ「シンジラレナーイ」である。

　この当りがRUSHに突入し、10連チャン2680PTを獲得したことで巻き返しを図れそうではあったのだが、ちょっと入り込んだ展開すぎて精神のほうがついていかず、ここで今回の実戦は終了する決断をした。

　前回も遊タイム→RUSH単発→ほぼ遊タイムハマリからのRUSH10000発オーバーというすごい展開であったが、今回もメンタルへの負担がえぐい。甘デジとは。