【羽根モノ話】パチンコとパチスロを代表する「超人気メーカー」の名作を回想
パチとスロを代表するメーカーの「羽根モノ話」
3月。じつは業界的にアツい期間なのかもしれません。というのも、パチンコとパチスロにおける最王手メーカーの記念日がこの3月に設定されているのです。三洋が3月4日、サミーは3月31日。特定日ではありませんか。
しかも三洋は、翌日3月5日を「サンゴの日」、翌々日3月6日を「サムの日」と3連チャンで記念日にしています。名付けて「SANYOスペシャル3days」。強い。
そんな三洋で心に残る羽根モノといえば『ジェットスキー』。三洋の羽根モノ名機には『サーカスIII』や『スタジアム』が、町男的にはダントツで『ジェットスキー』になります。最高に面白かった。
役物は女性の乗るジェットスキーが波に揺られて前後するものだったんですが、波の表現力がエグい。役物でよくこの感じを再現できたなと感心するばかり。役物内に入賞した玉がこの波の加減で右往左往。そのゆったりしたさまが、まさに南国バカンスを仮想体験させてくれるようでした。
段々になって波を形成している簾のような役物は、実際の波のようにひとつずつ順番に浮き上がり、擬似的に波を作り出します。
波(浮き上がり部分)が前にあるときに玉が入賞すると奥方向に誘われハズレとなりますが、波が後ろにあると手前の方向に進みチャンスとなります。そこで中央にあるVゾーンに入賞すれば大当り。玉の動きを存分に楽しめる役物でした。
新要件なので最大15ラウンドですが、デジタルによるラウンド抽選はなく、自力で完走を目指すタイプのゲーム性です。大当り中は波が停止して海面に玉が貯留し、8カウントで貯留解除された玉がV付近になだれ込み、Vに入れば継続となります。
貯留時はほぼほぼ継続するのですが、8ラウンド目は貯留なしのフリーラウンドとなり、ここでパンクすることが多かったです。このように8ラウンド目に貯留機能がストップして継続の鬼門となるパターンの羽根物がいっぱいありました。
サミーの羽根物と聞いて思い出すのは…
一方、サミーの羽根物はほとんど記憶にありません。たぶん2000年以前に作ってなかったと思います。2000年代前半に『チョロQターボ』や『アラジンデスティニー』といった名作を立て続けにリリースしましたが、こちらは1種2種混合機。とはいえ、役物の出来は秀逸でした。
で、少し調べたところ、2003年に『はりきり娘』という羽根モノを出していたようです。マジで全然覚えていません。おかしいなぁ。バリバリパチンコ雑誌作ってた頃なのに。生命の危機を感じて記憶から抹消したのでしょう。
そこから唐突にP機で羽根モノの『獣王』をリリースする意味もわからないですが、今後も『チョロQ』とか『アラジン』とか『ターミネーター2ジャッジメントデイズ』の役物部分だけを活かした羽根モノを復活させるとか、羽根モノに注力してほしいところです。
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