パチンコ「巨大化」は終了? 過激な「巨大化競走」の終焉に歓喜の声が続々と……

時代とともに、さまざまな変化を遂げてきたパチンコ台。最新技術によって鮮明な画像を実現し、演出も派手で多彩な仕様に進化してきた。
かつては「ノーマル」「スーパー」というように、単純だったリーチも豊富に存在している。完成時に液晶の大部分を覆う巨大な役物や、立体的に動くギミックなどを搭載することが常識化。人間の五感に訴えかける派手な演出が、多くのユーザーに支持されているのだ。
そんなギミックの進化に伴い、筐体の「巨大化」も劇的に進むことになった。特に大きな話題となったのは、今年リリースされた『CR必殺仕事人V』と『CR牙狼GOLDSTORM翔』だ。両機が島に設置された際のインパクトは、間違いなくパチンコ史上最高である。
『必殺仕事人V』には、筐体上部に「出陣&トランペットギミック」、左右に2枚の液晶が搭載。さらに下部には、刀型の可動ギミック「激震剣デバイス」も搭載されるなどボリューム満点となっている。
『牙狼GOLDSTORM翔』も負けてはいない。進化した枠上ギミック「P.F.O.G.翔(パーフェクトフェイスオブガロ翔)」や、視覚・動作において今までにない興奮を与えてくれそうな「牙狼剣」を搭載するなど、かつてないスケールを実現している。
ただ筐体の「巨大化」に対し、悲鳴にも似た声も上がっているようだ。過去には入れ替え作業中に腰を痛めて救急車で運ばれたケースも存在。業者やホール店員の中にとって、歓迎できるものではないのかもしれない。
特に『必殺仕事人V』『牙狼GOLDSTORM翔』は特別なようだ。メーカーや機種によって異なるものの、従来の台は最大でも40キロと言われてきた。それに対し両機は、約1.5倍の重量を誇る。台の持ち運びは2人以上が原則のようだが、慎重を喫して4人で運んだホールも存在するという。
また筐体の「巨大化」に伴う価格の高騰も、ホールの頭を悩ませる問題だ。大きさや重さがアップした台の、価格が高くなることは必然。約10年前は1台20万円程度とも言われていたが、最近の台は50万円程度と2倍以上の金額が必要になっているのだ。
さまざまな面で、ホールを悩ませる筐体の「巨大化競走」。しかし、この流れは終息しそうな気配である。
8月3日に全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)は、日本遊技機工業組合(日工組)へ遊技機の重量や筐体形状等の制限について検討を求める要望書を提出。梱包資材を含めて60キロを超える遊技機が、過剰労働や人件費の高騰化を招く大きな要因になっていると指摘したのだ。
パチンコの醍醐味として、予告やリーチなどの演出が挙げられることは間違いない。そのように考えれば、『必殺仕事人V』『牙狼GOLDSTORM翔』のようにド派手なギミックをまとった「巨大な筐体」がユーザーに好まれる可能性もあるだろう。
ただ金銭の問題だけではなく、重量を支えきれないと感じた古いホールが導入を見送るなどデメリットも多い筐体の「巨大化」現象。出玉規制の強化が進む状況での有効な策だとも言えるが、現場の苦労も考慮した対策を立ててもらいたいものだ。
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