「ユニバーサル」パチンコメーカー『セガサミーHD』タッグも相乗効果なし!? 「共同開発」で新筐体導入もサミー「搭載なし」の不可解さ……

「ポセイドンが第一弾となった『ZEEG筐体』は、ユニバーサルと同じくメーカー最大手サミーとの間で設立された合弁会社、株式会社ジーグが開発しました。プロジェクトマッピングの搭載だけではなく、部品の共通化や新たな筐体の開発費などコストを下げられるメリットはあるようですが……。

気になるのが、サミーからこの新筐体が一切登場していないんです。現在のところ、ポセイドンとユニバーサル機種『ラグナロクサーガ』の登場のみ。サミーからすれば、現状を見る限りユニバーサルと合弁会社を立ち上げたメリットが見受けられないです。以前は犬猿の仲と言われていた両社。そんな両社のタッグに期待する声も大きかったですけどね……」（記者）

ユニバーサルの不況が目立つなか、サミーも同様に苦戦が強いられている。先月同社は、売上高を3800億円から3300億円、営業利益を200億円から130億円へ、純利益を110億円から50億円へ下方修正したことを発表。厳しい状況が見て取れる。

苦戦が続く最大手メーカーの合弁会社設立。相乗効果を生む日は果たして訪れるのだろうか。この状況が続く限り、意味を成すことはなさそうだが……。
(文＝編集部)