パチンコ『CR天龍∞』攻略へ挑む！ 驚異の3段クルーン「リアルカイジ”沼”」激闘の結末は……

　パチンコは「万発超え」が数えられるほど。パチスロに関しては、「万枚」どころか1000枚にも満たないメダルしか得られない実戦が続く……私「デニス坂本」の2017年成績は、本当にショボい内容となりました。

　しかし、今年はパチンコを『CRフィーバー戦姫絶唱シンフォギア』（SANKYO）一択に決定。パチスロはREGボーナス確率が良い状態の『ジャグラー』（北電子）狙い撃ちに専念。この作戦が上手くハマり、順調にプラス街道を走っています。

　もちろん負ける日もありますが、現段階では堅い立ち回りができています。大勝ちもしていないですが、『シンフォギア』では少額投資で3000発～5000発程度の出玉を得るという良い感じの実戦が続いているのです。

　この作戦を続けるべきだと分かってはいるのですが……。パチンカーとして、”アイツ”だけは打っておかなければなりません。

　勝負師の闘争本能を掻き立てる”アイツ”。それは人気漫画『賭博黙示録カイジ』に登場した人喰いパチンコ「沼」を連想させる『CR天龍∞』（マルホン）です。

『CR天龍∞』（マルホン）

「マルホン工業HP」より

　液晶非搭載なシンプルかつ奥深いゲーム性で、大当りは4回1セットを超高速で消化。V入賞で約7000個（5000VV は約5000個）の獲得が期待できる仕様となっています。

　ただ最大の特徴は、やはり一度見たら忘れられない強烈な印象が残る「3段クルーン」でしょう。飛び込み口「天ルート」に入賞した玉は、激しく回転する役物「龍の爪」へと向かいます。

　この関門を突破すると、待ちに待った「3段クルーン」の登場です。クルーンには3つの穴が空いており、下へと繋がる穴は「1つ」しかありません。2段目、3段目でも同様となっており「1/3」の当たり穴に入賞できれば、V入賞の権利を獲得できますが……。

　この「3段クルーン」が本当にヤバイです！ 1段目を突破しただけでも、かなりアツくなってしまいます!!

2段目を突破し3段目へ到達できた時は、大興奮すること間違いなし。抜けた瞬間の心臓が締め付けられるような感覚、回転中の息が詰まりそうな感じ……まさに「沼」ですね。複数の玉がクルーンを回っている時なんか、思わず「イケ―！」と絶叫したくなりますよ。

　久々にデジタルでは味わえない「血わき肉おどる感覚」を堪能できました。文字通り激闘でしたが……コイツは思ってた通り強敵でしたね。完敗です。「マイナス15本」という散々たる結果で実戦終了です。

　3段目へ到達できたのは、わずか1回のみ。大当りまでの道のりが、思ってた以上に厳しかったですね。適度なところで退散しないと、大変なことになりそうです。冷静さを失ったら、簡単に死ねると思いました。

　このような役物に依存するタイプは、釘だけではなく「台の傾斜」が重要になってきます。ステージ性能や役物確率などに、大きく影響しますからね。それによって甘い台になるか辛い台になるかが決まる……。店の”やる気”次第ということですね。

　4万発オーバーの報告や、通路いっぱいにドル箱が積み上げられているホールの様子などもネット上には上がっていますが、2日間で大当たり0の台など”爆死”情報も数多く存在しています。

　店が「どのように扱っているか」を重要視する必要があるでしょう。「前日より辛くなった」など感じる場合は、傾斜が変えられている可能性もあります。スタートが回っていても、深追いするのは危険かもしれません。

　新台入替の初日や2日目など、店側が試行錯誤している時であれば甘くなっている可能性もありますが、基本的には「辛く扱っている」と考える方が無難ではないでしょうか。

「マルホン工業HP」より

　玉の動きに一喜一憂するという、パチンコ本来の楽しみを堪能できる点は魅力的です。他にも救済処置として上段クルーンから最終クルーンまでワープするスペシャルルートが用意されていたり、いきなり「3段クルーン」スタートとなるルートも搭載されているなど、打ち手を飽きさせない工夫がある点も共感が持てます。

　デジパチの連チャンする感覚も最高ですが、大当りまでの過程を楽しむのも一興です。釘調整がNGとなっている現在において、扱うのが難しい機種だとは思います。一発台を好む客層も限定されてしまうでしょうが、このような機種は貴重だと思うので大事に扱って欲しいです。

自分は怖いので、しばらく触るのは止めておこうと思いますが……。
（文＝デニス坂本）