パチンコ新機種「版権潰し」覆す”大逆転”も?「画期的」「新システム」輩出するパチスロ「過去実績」から見える成功例
1発台『CR天下一閃』や「デジパチ・羽根物」を融合した強烈ループ機『ぱちんこCRうしおととら』など、特徴的なスペックが話題を呼ぶメーカー大手Daiichi。
来月には同社の看板コンテンツ『哲也3』の別スペックが登場する。大当たり確率約1/129でありながら、右打ち中の56%が16R出玉。確変突入率は60%と出玉感が味わえる仕様になっており、同メーカーに対する注目度はさらに高まりそうだ。
そんな名物メーカーは今月、新たな注目機種を発表。人気アニメをパチンコ化した『CR翠星のガルガンティア』に熱い視線が送られている。
現在はPVのみの公開となっており、具体的なスペックはまだ明かされてない。ただ、大まかな仕様は把握できる映像内容となっている。
大当たり確率は約1/319のST機。右打ち中の確変比率は70%、ST中の引き戻し確率は驚異の90%オーバーだ。実質継続率は約64%と限界を攻めた性能。また、2000発を超える大当たり出玉も搭載しており、爆発力に長けた機種といえるだろう。
実際にPVを見たユーザーからは「これはあり」「悪くないね」と上々の反応。実質継続率約64%とはいえ、90%で引き戻せる仕様は”ST駆け抜け”の心配を軽減できるスペックだ。プレイヤーにとって大変ありがたい仕様といえる。
ただ、懸念される要素があることも確かだ。かつて同社グループが販売した『翠星のガルガンティア』のパチスロ機がそれを物語っている。
「2016年にパチスロとして導入された『ガルガンティア』。人気アニメに加え、『限定解除』という通常のパチスロでは視認不可能な『リールがオープン』する新概念は大きな注目を集めましたね。
しかし、その関心度とは裏腹に、評判はすこぶる悪かった印象です。『版権がもったいない』『画期的だけど魅力なし』と辛辣な意見が目立っていましたね。なかには『版権潰し』なんて声も……。
今回はパチンコとして登場しますが、同一版権だけに心配されるのも無理はないですよ」(記者)
パチスロで販売された版権が、パチンコで登場することが当たり前となった昨今。全く別物の機械とはいえ、比較されるのは仕方ないことである。実際、涙を飲んだ版権機種は数多い。同様に『ガルガンティア』も同じ道を歩んでしまうのだろうか……。
「今回登場する『ガルガンティア』を不安視する声は多いですが、Daiichiの過去実績を見ると成功しているケースはあるんですよ。
それが、同社の人気コンテンツ『ひぐらしのなく頃に』ですね。同社はパチンコ・パチスロをともに導入。2016年に導入された『パチスロひぐらしのなく頃に絆』はキツすぎるゲーム性や版権の良さがあまり伝わってこず、ホールから早々と姿を消えていった印象です。
しかし、翌年に販売された『CRひぐらしのなく頃に叫』は原作さながらのバイオレンスな映像演出となっており、ファンも納得の仕上がりでした。まあ2013年から販売されている同版権のパチンコですからね。元々のファンがいたでしょう。
ただ、実績があることには違いないですよ。今回、パチンコで登場する『ガルガンティア』にも十分期待できます」(同)
果たして『翠星のガルガンティア』は”パチンコ”で成功を収めることができるだろうか。一味違うパチンコを輩出するDaiichiの”手腕”に期待したいところだ。
(文=編集部)
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