パチンコホール、倒産ペースが「年600店舗」超え…… ホール数「9000店舗」以下”今年中”に起きる?加速するホールの「廃業」スピード
最盛期には1万8000店舗以上も存在していたパチンコ店だが、現在は9600店以下と減少の一途を辿っている。4号機から5号機へ移り変わるといった、段階を追う毎に厳しさが増す「出玉規制」が主な理由だろう。
今年2月からはギャンブル依存症の観点から出玉が見直され、、パチンコ・パチスロ双方ともに大当たり時の獲得出玉は全て下方修正された。パチスロは新規則「6号機」へと完全移行する。
実際、パチンコホールで構成される全国組織「全日本遊技事業協同組合連合会(全日遊連)」の同組合加盟店舗の実態調査によれば、2月末の時点で店舗数は「9583件」と前月と比べ「62件減少」していたことが明らかになった。
また、廃業した店舗数は「56件」にも及び、1月の「62店舗」と合わせると118件。昨年のペースを大きく上回るスピードである。
この廃業ペースが維持し続ければ、以前に大きな関心を集めた「9000店舗以下」発言を上回るスピードだ。
「今年2月開催の『第6期第2回セミナー』で発表された、『2020年には9000店舗を下回る可能性も十分にある』発言が大きな話題を集めましたね。
現在の廃業スピードは月平均で約60店舗。新規店は今年1月に26店舗でしたが、2月は9店舗とガクッと下がっています。現在の状況を考えると、新規出店数が2月を超えることはないでしょう。
以上を踏まえて、廃業スピードの仮設を立てると、月の廃業数60件から新規出店数9件を差し引くと51店舗。1年間で計算すると、約600件を超えます。つまり、現在のホール数は9600店舗以下なので、今年中に9000店舗を下回る可能性が出てきますね」(記者)
今年に入ってから廃業スピードが加速するパチンコホール。ただ、廃業を迎える多くのホールが中小のチェーン店ではないだろうか。大手パチンコチェーン店「マルハン」「ダイナム」と比べ、資金力が劣るのは当然。集客を行うための出玉還元するのも、大手と比べれば大変難しいだろう。
また、みなし機問題撤去に伴う台入れ替えなどへ迅速に対応できないホールもあるはずだ。大手ホールだけがこの先を生き残っていくのだろうか……
「全国的に展開する大手パチンコチェーン店は、昨今の規制にあまり影響を受けてない印象です。
なかには店舗数を拡大しているホールもあるようですよ。『D’STATION』をチェーン展開するNEXUSは昨年末に掛けて新規出店を全国各地で行ったとか。グループ店舗数は58店に増加したようです。全体的に見ても大きく減少したチェーン店は少ない印象ですね」(記者)
廃業が目立たない大手ホールがある一方、全国のホール廃業数は増加し続けている。つまり、中小や個人店など「小規模ホール」が多くを占めているのだろう。
(文=編集部)
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