パチスロ「1.5号機」を思わせる傑作……間もなく「認定期間」満了
『ニューペガサス』。この名を聞いてピクリと反応する方々は、きっと古くからパチスロを嗜んでいることだろう。
初代ニューペガサスは今は亡きパル工業の1.5号機で、2号機から禁止された「吸い込み方式」を採用。吸い込み方式とは所定の吸い込み予定枚数を投入することでボーナスフラグが成立するシステムで、その予定枚数の範囲は4種類のテーブルで管理されている。各テーブルの選択比率は設定ごとに異なり、低設定ほど連チャンゾーンやハマリゾーンの選択比率が高まる。
この初代は2号機・3号機・4号機と時代が流れても根強くヒット。一部地域では2006年の「みなし機一斉撤去」まで設置され続けた一方で、2003年にはエマより『ニューペガサスa(&30)』が発売された。
このニューペガサスaは不可能とされた吸い込み方式をストック機能で忠実に再現。通常時は小役入賞でボーナス到達枚数が加算されることから逆押し推奨……と、通常時の消化手順までしっかりと継承させてオールドファンを喜ばせた。
エマは5号機時代にも2010年に『ニューペガサスブラック』、2011年に『ペガサスNEO』をリリース。どちらもビッグ、REGのみで出玉を増やす準完全告知マシンで、ペガサスNEOはコイン非投入時に停止ボタンを3つ同時に押すことで演出モードの切り替えができた。
この流れを汲んで2015年に登場したのが、3月30日に認定期間満了を迎える『ニューペガサス』だ。ゲーム性は前作までと変わらず最大純増311枚のビッグ、最大111枚獲得可能なREGの2種類を搭載。RTなどの付加価値はなく、純粋にボーナスの連チャンのみで出玉推移が構成される。
通常時は左リール枠内にBAR絵柄orペガサス絵柄を目安にチェリーを狙い、ベルを引き込んだ時のみ残りリールにも同絵柄を目押し。首尾よくボーナスが成立すると、主に第3ボタン停止時に告知音と共に「Luckyランプ」が点灯する。
ボーナス中はビッグ、REG共に一度だけ逆押しで消化して、以降は順押しフリー打ちでOK。この簡単手順を踏むことでどちらも最大純増を得られる。
1.5号機の初代とはまるで違うゲーム性だが、パネルや絵柄はそれを継承。今のうちにノスタルジーに浸っておくのも一興であろう。
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