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「凄腕スロプロ」の本音…コロナ禍での立ち回り術【後編】

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 5月25日、首都圏及び北海道でも政府による緊急事態宣言が解除された。小池都知事が独自の「ロードマップ」を提示した東京都に関しても「東京都遊技業協同組合」が休業延長か否かの判断を経営者に委ね、大手パチンコホールチェーンでも営業を再開し始めているのが現状だ。

 約2ヶ月。ファンは我慢の毎日だっただろうが、それはパチンコホールにとっても同じことである。経営的に大打撃を受けたのだから、存続のためには今まで以上に売上をアップさせなければならないわけで、設定状況が悪化するのは必然だ。

 特別企画の後編ではいよいよ核心、凄腕スロプロのコロナ禍における立ち回り術を語っていただこう。

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 緊急事態宣言が明けたその日から、多くのパチンコホールはHP上で営業再開を告知した。少しずつ日常が戻りつつあるが、実際に客付きはどうだったのか。気になるところである。

「正直、平均回転数はどの店も自粛前とは比べ物にならないほど低いですね」

 やはり、大半のお客さんも「設定が入らない」と予想しているのか。或いは、「まだ事態は落ち着いていない」と外出を控えているのか。いずれにせよ自粛明け後のパチンコホールは、高稼働とは言い難いレベルとのこと。実際、設定状況も芳しくないと彼は判断している。

「高設定に座れたとの話も聞きますが、今、まともに高設定を狙える店は非常に少ないと思います」

 ただでさえ経営状況が厳しい中で稼働も悪いとなれば、ますます高設定は遠のく。いわゆる「負のループ」に陥る危険性があるわけだが、打ち手として打開策はあるのだろうか。

「無条件に期待するのは危険とした上で、リスクを負って勝負するしかないですよね。幸い、自粛期間で打たないことにも慣れたので、無理に打つよりも、まずは状況を客観的に観察しようと考えてます」

 状況の把握。そのために彼は、特定機種に着目するという。

「ジャグラーシリーズと、新台『押忍!サラリーマン番長2』を含めた番長シリーズの状況は判断材料になりそうですよね」

 これら人気シリーズの設定状況をチェックすることで、厳しい条件の中でも戦えるパチンコホールを探し出す。「どの機種を狙うか」よりも、今は「打てる場を見付ける」ことが肝心だと考えているようだ。

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