パチスロ「巨大な7絵柄」と「テンパイ音」に大興奮!! ~2号機名機伝説「センチュリー21」編~【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.18】
激動の昭和が終わり平成の世が幕を開けた1989年春。他に先駆けてユニバーサル系瑞穂製作所から、2号機第2弾のマシンがリリースされた。『センチュリー21』である。
仕様は、ボーナスオンリーのオーソドックスなAタイプ。つまりは不発に終わった2-1号機『アメリカーナX-2』や『ファイアーバードEX』と同じなのだが、こちらは後発の兄弟機『リバティベル』シリーズともども大ヒットを記録、見事に業界最大手の威厳を取り戻すに至ったのである。
最大のセールスポイントは、リール幅いっぱいに描かれた大きな7絵柄。近年ではアタリマエのことなのだが、7絵柄よりも小役絵柄の方が大きかったりした当時としては、もう規格外。
その視覚的インパクトは絶大で、自分も初めて実機を目の当たりにした時は、思わず「でかっ!!」と声を上げてしまったほどだ。
さらにもうひとつの特徴として、「テンパイ音」の採用が挙げられる。
ことあるごとに様々な効果音が鳴りまくる現代のマシンとは違い、当時のパチスロ機は必要最低限のサウンドしか流れなかった。が、本機種は件の巨大な7絵柄がテンパイするたびに、「ブカッ、デケデケデケデケ…」と派手な効果音が鳴り響き、ボーナスへの期待を否応なしに煽ってくれるのである。
そもそも、7絵柄のテンパイ型が一部例外を除き2リール確定リーチ目だったので、視覚と聴覚両面からの演出効果は凄まじかった。
内部のボーナス抽選プログラムにも、他の一般的な2号機にはない特徴があった。
昔もいまも、パチスロのボーナス抽選はハードウェアのカウンターを用いた、いわゆる一発抽選方式が主流。ざっくりといえば、「16384個の数字が書かれた高速で回転する円盤から1つの数字を選び取る」という方式だ。
一方、このセンチュリー21や4号機半ば頃(初代のハナビなど)までのユニバーサル系マシンはプログラムによる乱数生成によって役の抽選を行っていた。
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