初代『吉宗』ズバ抜けた出玉性能を実現!「711枚が1G連する」伝説的大量獲得マシンが待望のパチンコ移植!!
八代将軍徳川吉宗。300年続いた江戸幕府は15人の将軍を輩出したが、その中でも1、2を争う人気と知名度を持つのがこの吉宗である。この印象、一般的には「暴れん坊将軍」などによるドラマの影響が大きいだろうが、こちらのパチンコ・パチスロ界隈では爆裂マシンの代名詞としてイメージが植え付けられている。
その発端となったのが初代パチスロ『吉宗』。パチスロ界に空前の活況を築き上げた立役者で、当時のレギュレーションにおけるボーナス1回での限界値となる711枚をほぼ確実に獲得できる上にそれが1G連チャンするといういかれた出玉性能を有していたのである。
その1G連も最大5回まで継続させることが可能で、それが最大193ゲーム以内に必ず大当りする天国モードのループと絡み合えば一瞬で5000枚レベルのメダルが積み上げられる、最大瞬間風速最強のパチスロ機なのである。
ただ、この機械が圧倒的な人気を誇ったのは出玉面だけではない。演出やゲーム性、BGMなどトータルの完成度が恐ろしいほどに高く、だからこそパチスロという歴史にその名を刻むことを許された伝説的名機となり得たのである。
このパチスロレジェンドは、パチンコ界にも参入し、大都技研のパチンコ部門を支える看板シリーズとして、爆裂マシンの血脈が今なお継承されているが、初代となる『CR吉宗』は2010年の初頭。
1/399.6という当時の上限値ギリギリに設定された大当り確率と確変突入率85%のスーパー継続率は、本家パチスロの出玉性能を強く意識した夢のある爆裂仕様のMAXタイプとなっているのである。
出玉のある大当り=確変で、その約70%が約1400発獲得できる15ラウンド出玉となっている。確変中は2ラウンド通常を引くと終了となる、いわゆるバトルスペックのシステムを採用しているが、演出はパチスロを踏襲した選べる3つのモードが展開。
悪者を倒せばOKとなる吉宗の「悪者成敗モード」、花火を打ち上げて大当りを告知する爺の「炸裂大花火モード」、歌を歌っている過程の中で3つ揃いの図柄が停止すれば確変となる姫の「スペシャルライブモード」とパチスロのゲーム性を完全に再現した内容である。
ちなみに、大都技研初のパチンコ機がこの『CR吉宗』だと普通は思うところであるが、実は本機の半年ほど前に『CR3年P組薫先生!!』という、同じく大都技研のパチスロタイトルとなる『押忍!番長』、のサブキャラ・伊集院薫をフィーチャーしたスピンオフマシンとしてパチンコに初参戦していたのである。
この『吉宗』、『押忍!番長』のパチンコ化を皮切りに、『秘宝伝』や『忍魂』といったパチスロタイトルのパチンコ化が活発に行われると同時に『CR吉宗』はシリーズ機としてパチンコでの地位を確立し、第四弾がリリースされるまで継続する人気タイトルとなったのである。
(文=大森町男)
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