パチスロ「特定のゲーム数」で「連チャン」発生!? ~2号機名機伝説「リバティベルⅢ&Ⅳ」編~【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.19】
まぁ、これだと万が一の偶然でしか「11ゲーム台」は生まれないことになるのだが、どこの誰が作ったかは知らないが、強制的に「11ゲーム台」を作り出すための「SP打ち込み機」なる装置が当時、ホール向けに密かに販売され流通していたようだ。
一方、『リバティベルⅣ』の方はさらに明快というか露骨な特徴があって、「5ゲーム間隔で最大3連チャン(最後はフルーツ)、ワンチャンス約900枚獲得」を繰り返すというパターン性の強い挙動を見せていた。
これもまた、「5ゲーム連チャン台」と「フツーに当る台」があった。残念ながらどの雑誌もその原因を突き止めることはできなかったのだが、『Ⅲ』と同様に巧妙な乱数のトリックと、規則性が生じるための何かしらのトリガーがあったことは言うまでもないだろう。
ともかく、「店によって出方が違う」ということが雑誌の誌面でしきりに取り上げられたこともあって、『リバティベル』シリーズ2機種は大いに話題となり、結果的に大人気を得ることになったのである。
そんな風に、一躍「時の台」として脚光を浴びた『リバティベル』シリーズだったが、1990年秋にリリースされた後継3号機『コンチネンタル』シリーズに主役の座を譲るかたちで、徐々に第一線から退いていった。
ところが、である。1991年秋、再び注目を集める「事件」が起きる。攻略法の発覚である。