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パチスロ『ミリオンゴッド-凱旋-』など期限切れ「高射幸性機」を設置・稼働!? 問題ホールに「組合員資格停止」を決断

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 新型コロナウイルス感染症の影響で、設置期限の延長が認められた旧規則機。高射幸性機に区分された遊技機に関してはこれに該当せず、認定期間満了共に撤去することが義務付けられている。

 だが悲しいかな、現状はこのルールを遵守せずに営業を続ける一部の悪質ホールがあり、業界内で問題視。ホール5団体は、業界関係者はもちろん、一般ファンも利用できるそんな悪質ホールの通報・確認システムを構築し、既に多くの通報があることは当サイトでも報じた通りだ。

 撤去されていない遊技機については『サラリーマン番長』『パチスロ黄門ちゃま喝』などが多かった中に、11月16日に認定期間満了を迎えた『ミリオンゴッド-神々の凱旋-』も加わったのが現状。凱旋は高いシェアを誇った上に稼働も良好、その上、投資が嵩むことからホール側も「儲かる」だけに、先述のルール「パチンコ・パチスロ21世紀会決議」をしっかりと遵守しているホールとしては見逃せない行為といえるであろう。

 その問題を受けて、東京都遊技業協同組合は、ついに決断を下した。

 11月26日に開いた定例理事会で、株式会社カクタが運営するホール「パールショップともえ町田609」の組合員資格を停止すると決定したとのこと。業界紙「グリーンべると」が報じている。

 同誌によると、当該店舗は旧規則機の取り扱いに関する決議を遵守する旨の「誓約書」を提出しておらず、理事会当日時点においても凱旋などの高射幸性パチスロ機を設置及び稼働させていた。

 都遊協の規約では、21世紀会、或いは全日本遊技事業協同組合連合会で決議された事項について、都遊協理事会で決議した事項を履行せず、組合運営に支障をきたすおそれのある行為を行なった場合などを組合員の資格停止事由としている。

 都遊協は当該店舗の対応が規約に接触すると判断し、事前に倫理委員会や当該店舗に弁明の機会を開くなどした上で、当該店舗の資格停止議案をはかったそうだ。

 当該店舗の組合員資格の執行機関は60日間とのこと。理事会決定と共に通知を行い、その通知を受け取った日から資格が失効する。

 失効のデメリットとしては、都遊協から通知される文書や連絡が届かなくなる、組合の各種事業活動へ参加ができなくなる、組合主催のファン感謝デーに参加ができなくなるといったものがある。加えて、資格停止処分が行われた際は関係団体と行政へも通知・報告される。

 都内パチンコホールが提供する「金賞品」については、問屋組合の東京商業流通協同組合の規定により、納品条件が「都遊協、地区組合に加入すること」とされている。失効期間中にこの金賞品を扱えるか否かは同組合の判断となる。
  
 同チェーンは、他のエリアでも同様の営業を続けているとの情報もある。早期の改善を求めたいところだ。

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