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パチスロ「知る人ぞ知る?『ジャグラー』の遠い祖先たち」 ~2号機名機伝説「ガリバー&ガリバースペシャル」編~【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.32】

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パチスロ「知る人ぞ知る?『ジャグラー』の遠い祖先たち」 ~2号機名機伝説「ガリバー&ガリバースペシャル」編~【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.32】の画像3

 1990年、体感器攻略で早々に引退を余儀なくされた初代『ガリバー』に代わって新たにリリースされたのが、2-2号機『ガリバースペシャル』である。

 写真では小さくて見えないが、実は本作で採用された7絵柄が、のちの『ジャグラー』シリーズを始めとする北電子の様々な機種でお馴染みの「星模様が刻まれた7」の初出なのだ。

 仕様は、初代と同様にシングルボーナスの集中役を持つA‐C機。しかしながら、集中役での一発逆転性能は抑えられており、「主役はBR両ボーナス、集中役はあくまで脇役」といったものになっている。

 その結果、プレイヤーからは「どっちつかずで中途半端なゲーム性」と受け止められてしまい、残念ながらまたしてもヒットに至ることはなかった。

 自分自身、この「ガリスペ」の実機に触れた経験があるのは、神奈川の某ホールで1回のみ。コイン投入口の下あたりに突き出たベットレバーが特徴的だったこと以外、どんなゲーム性だったかなどは、ほとんど記憶が残っていない。
 
 かようにして、いまからは想像も出来ない不遇かつ短命に終わってしまった、北電子の2号機たち。いま、あらためてプレイすれば、何か新しい発見があるかも知れないと思ったりもするのだが、果たして…。
(文=アニマルかつみ)

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