パチスロ「たんまり貯まったハマリ台を狙え!!」~3号機名機伝説『ワイルドキャッツ』&『セブンボンバー』後編~【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.40】
1991年春、攻略法の発覚と対策により連チャン性を失ってしまった『コンチネンタル』から王者の座を奪わんと登場した「連チャン機」の新勢力、『ワイルドキャッツ』と『セブンボンバー』。
共通の基本仕様を持つ両機種、いずれも「内部で成立したビッグフラグを一旦貯め込み、あとでまとめて放出させる」という、いわゆる「貯金方式」によって激しい連チャン性を起こしていたのだが、それぞれ微妙に異なる味付けがなされていた。
システムの詳細を説明してゆこう。まず、『キャッツ』だが、貯金プログラムが作動するために前提条件として「ビッグ成立ゲームで777を揃わないこと」というのがあった。
フラグ成立ゲームで777を揃えられなかった場合、まず連チャンフラグのON・OFFをチェックし、OFFだった場合は所定の割合(71/128)で連チャンフラグを抽選。ハズれた場合は成立したビッグフラグをOFFして貯金を+1する。
連チャンフラグに当選した場合、そのゲームで成立したビッグフラグを消去したうえで所定の高い確率でビッグを再抽選。これを貯金残高が0になるまで繰り返すことで連チャンが発生する、という寸法だ。
つまり、毎ゲーム執拗に777を狙っている限り、ビッグフラグを貯金されることもなければ先客が貯め込んだ貯金を下ろすこともできない。
ふだんと異なるスベリで7がテンパイするなど、ビッグ成立の可能性がある出目が出現した場合は一旦ハズして様子を見る、という必要があったのである。
これに対して『ボンバー』の貯金システムは、実にシンプルだった。
正規の抽選で成立したビッグは問答無用ですべて貯金され、所定の確率(1/341)で抽選される連チャンフラグに当選すると一気に放出され連チャンが発生するのだ。
このようなシステムの違いは、当然のことながら挙動の違いとなって現れる。
適度にハマって適度に連チャンし小刻みなスランプを描く『キャッツ』に対し、すべて貯め込み一気に吐き出す『ボンバー』は、大ハマリと大連チャンを繰り返して極端なスランプを描きやすい。
いずれにしろ、「ハマった台は貯金が貯まっている=連チャンが期待できる」ということで、両機種のシマはハマってアツくなってヤメられなくなった客と、ハマリに耐えきれずヤメた客のあとを狙うハイエナたちで、さながら鉄火場の様相を呈するのであった。
ちなみに、両機種とも貯金プログラムは、「注射」と称する手法でRAMに書き込まれていた。
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