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パチスロ『北斗の拳』シリーズ「最高傑作」は高セールスも…大手サミー次期は「超話題作」を続々と販売予定

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 ビッグ平均「約560枚」と当時の出玉を完全再現しているだけでなく、ビッグ中に技術介入要素も組み込まれている『パチスロガメラ』。業界初となる「3種のV獲得率が異なるモード」を搭載したパチンコ新機種『蒼天の拳 天刻』を発表しているサミーは、2021年も業界を大いに盛り上げている。

 そのような状況下、セガやサミーの持ち株会社であるセガサミーホールディングス(東証1部:6460)は5月13日、2021年3月期の連結決算を発表した。

 これによると、売上高は2,777億4,800万円、営業利益は65億5,300万円、経常利益は17億1,500億円、純利益は12億7,400億円。前期の売上高は3,665億9,400万円、営業利益は276億4,300万円、経常利益は252億9,600万円、純利益は137億7,500万円だったことから、それぞれ前期比24.4%減、76.3%減、93.2%減、90.7%減となった。

 遊技機業界は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響に伴う緊急事態宣言の発出や各地方自治体による要請を受け、第1四半期においては全国のパチンコホールが休業を実施。それを受けて旧規則機の撤去期限が延長されたこともあり、特に上半期はホールの購買意欲の著しい低下が見られた。

 このような経営環境のもと、遊技機事業では、パチスロ機は歴代シリーズの優秀遺伝子を進化継承させた『パチスロ北斗の拳 宿命』(17,456台)、自力感溢れるATが魅力の『パチスロ七つの大罪』(6,207台)、出現率変動のボーナスがAT機能を加速させる『パチスロ頭文字D』(5,369台)など5タイトル計35,273台を販売した。

 また、パチンコ機は定番シリーズ最新作『P真・北斗無双 第3章』(43,901台)、ライトミドルの新たな波を創造した『P交響詩篇エウレカセブン HI-EVOLUTION ZERO』(10,223台)、爽快な右打ちと圧倒的な演出を誇る『P<物語>シリーズ セカンドシーズン』(6,560台)など4タイトル計69,013台を販売した。

 この結果、売上高は前期比51.0%減の531億9,800万円、経常損失は113億3,200万円。パチスロ機5タイトル計123,336台、パチンコ機7タイトル計104,581台を販売した前期の売上高は約1085億円、経常利益は約227億円だった。

 一方、エンタテインメントコンテンツ事業は、外出自粛による巣ごもり消費の影響などで、コンシューマ分野において新作タイトルのみならずリピート販売も好調。映像・玩具分野でも映画「名探偵コナン 緋色の不在証明」の公開や、映像制作に伴う収入および配分収入を計上したほか、玩具「マウスできせかえ! すみっコぐらしパソコンプラス」等の新製品や定番製品が堅調に推移した。

 この結果、売上高は前期比12.0%減の2178億1,000万円、経常利益は同71.6%増の279億1,700万円となった(投資有価証券売却益を含む)。

 2022年3月期は、パチスロ機は『パチスロAngel Beats!』『パチスロガメラ』など9タイトル計101,000台、パチンコ機は『P北斗の拳 救世主』『P超ハネ獣王』『P蒼天の拳 天刻』など5タイトル計103,000台を販売予定。売上高は890億円、営業利益90億円、経常利益90億円となる見通しとした。

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