パチスロ「巨額の費用をかけて挙行されたパチスロ業界の健全化策~基板改修・再封印作業」【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.53】
自分がパチスロ必勝ガイドのライターとして新たな人生を歩み始めた1992年、パチスロ業界は大きな曲がり角に差し掛かっていた。
これまでにも綴ってきたとおり、1990年秋にリリースされた『コンチネンタル』が強烈なビッグの連チャン性で爆発的な人気を獲得したのを機に、パチスロ業界は「連チャン機」へと突入。
新たに登場した最新3号機はもちろんのこと、不人気で早々に消え去ってしまったマイナーな2号機さえもが「チューンナップ」され全国のホールを席巻するなど、さながら乱世の様相を呈していた。
ブームのきっかけを作った『コンチネンタル』と、その対抗馬として1990年春に登場した『ワイルドキャッツ』『セブンボンバー』の、いわゆる第1世代の連チャン機は、裏プログラムが露呈するや業界内で問題視され急速にノーマル化。
これら3機種は最終的に、検定取消という非常に重い行政処分が下されてしまったが、これで事態が収拾するわけもなく、『リノ』や『アラジンⅡ』に代表される新たな勢力が台頭。連チャン機ブームはさらに加速するのであった。
しかし、そんな乱世を行政がいつまでも黙認しているはずもなく、1992年に入ると業界団体に「どうにかしろ」と圧力をかける。
業界としても、この状況はなんとかしたかった。なぜならば、次世代を担う新要件パチスロ4号機を、早いところ世に出したかったからだ。
法律上の4号機の規則(風適法における回胴式遊技機の技術規格に関する規則)は1990年の法改正ですでに定まっていて、あとは業界団体(日電協)による内規を策定し行政の許可を取り付けるだけとなっていた。
が、不正改造機すなわち裏モノが横行し乱れに乱れきっている状況で、お上が「はい、わかりました」と首を縦に振るはずもなく、4号機の登場には事実上「待った」がかかった状態が続いていた。
そればかりでなく、保通協で型式試験中の旧基準3号機も一向に適合を受けることができず、予定されていた新機種も出ないという、まさにないない尽くしの状況だったのである。
製造業であるメーカーは、新機種を発売しないことには成り立たない。そこで業界団体は襟を正し、業界健全化の名のもとに「基板改修・再封印」なる不正改造機に対する大粛正を挙行することになった。
文字通りこれは、全国のホールに設置されているパチスロ機を対象に、注射などの不正改造を防止するための対策基板を取り付け、新たな封印を施すというもの。
なお、検定取消処分を受けた前出の3機種や、検定あるいは認定の切れた「みなし機」と称する古い機種については改修は行わず「点検のみ」とされた。
いずれにしろ、全国に100万台近くあるパチスロ機のほぼすべてを点検・改修・再封印するのだから、手間と時間、そして費用は莫大なものとなった。
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