パチスロ「設定不問の爆発力」甘すぎて撤去したホールも…？ 自力感に特化した5号機最高峰AT！

　そして本機最大の魅力は、自力感溢れるAT中の毎G抽選システム。リプレイ含む全役で「通常攻撃」「強力攻撃」「アイテム」「感電」などの抽選を行っており、その中でも“ベルの連打”が討伐達成のカギを握る。

　払い出し枚数をあえて7枚に抑えることで、AT中はベルナビが高頻度で発生し、その回数に応じてモンスターへ攻撃を与えていく。その光景はまさに「ゲームのモンハン」だ。

　特に、攻撃力を大幅にアップさせる鬼人笛・鬼人薬Ｇと、モンスターを集中攻撃できる「麻痺」「落とし穴」「転倒」状態が重なった時の爽快感は垂涎もの。モンスターのHPは溶けるように減っていき、あっという間に「討伐」なんてことも。

　一方、保証Ｇ数を超えるとデンジャーゾーンへ突入し、リプレイナビの一部で討伐失敗となるが、この時の緊迫感もたまらない。特にモンスターのHPが残りわずかで討伐に失敗した時の悔しさったらもう……。

　こうした、自力要素が生み出す激しい展開も本機の魅力といってもいいだろう。筆者的には5号機トップクラスのAT機であり、撤去まで打ち込んだ数少ないマシンのひとつだ。

　ちなみに、当時知り合いが働いていた某パチンコホールでは、甘すぎるがゆえに『月下雷鳴』を早々に“全撤去”。チェーン店を持たない小規模な店舗だからこその対応かもしれないが、本機の誤爆率の高さを確信させる出来事だった。

（文＝華光パチ助）
<著者プロフィール>
「光り」に心を奪われた快楽主義のフリーライター。当初はジャグラー派だったものの、『沖ドキ！』の登場によってハイビスカスにドハマり。今では『ハナハナ』シリーズ含む完全告知台全般を好んでよく打っている。最新パチンコ機種の新台情報、5号機の昔話や実戦記事などをメインに執筆中。

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