パチスロユーザーの意欲に変化? 6.5号機の登場で「〇〇客」が増加
ブーミングネットが「来店時間帯の変化」を調査
比較的軽い初当りと、随所に散りばめられた自力感がアツいサミーの『パチスロ甲鉄城のカバネリ』や、初代の優秀遺伝子を色濃く受け継いだエンターライズの『パチスロ新鬼武者2』など、多くの6.5号機が堅調だ。
その理由は、「2,400枚」上限を「一撃」から「差枚数」へと変化させたことによる出玉性能の向上や、有利区間上限「4,000G」までの増加に伴うゲーム性の向上などが挙げられる。
パチンコホール向けのポイントサービスやアンケートサービスを提供するブーミングネットはこのほど、そんな6.5号機の登場は、ユーザーの遊技意欲にどれほどの影響を及ぼしているのかを調査し、結果を公開した。
6.5号機の登場で「夕方来店客」が顕著に増加
今回の調査では、6.5号機登場以前の今年3月時点と、登場以後の今年8月時点の「店舗によく行く時間帯」を比較。これによると、まず大きく変化したのは「朝から」と「夕方頃から」の2点で、「朝から」は減少したのに対して「夕方頃から」は上昇している。
遊技内容別に比較しても「朝から」の割合が減少する一方、「夕方頃から」は「4円パチンコ」が20.4ポイントから30.1ポイント、「1円パチンコ」が19.4ポイントから25.7ポイント、「20円パチスロ」が15.8ポイントから28.8ポイント、「5円パチスロ」が25.7ポイントから29.2ポイントと増加した。
この結果について、同社は「パチスロにおいては出玉性能に長けて短時間勝負に向いている『6.5号機』の存在が大きい」と分析。スランプグラフが下降している、いわゆるハマリ台が狙い目になった点も「夕方以降の来店増加に繋がっている」と推察した。
パチンコに関しても、市場評価の高い定番機種に加えて高速消化やALL約1,500個のスペックが登場したことで、「仕事帰りでも勝負しやすくなった」ことが要因とした。
来たる11月21日には、いよいよスマートパチスロの導入も開始される。同社は、このスマスロの導入により、コロナ以後の課題であった「夜稼働」の「さらなる底上げに期待される」とまとめた。
(文=編集部.)