パチスロ「設定L」投入は宣伝効果が絶大？ その特徴や勘違いしてしまう挙動などをピックアップ

　ホール側がパチスロの「設定L」を入れてしまう「ヒューマンエラー」が一時期話題になりました。設定Lは保通協の型式試験対策で搭載されていると言われており、設定Lの機械割はなんと80%前後との情報もあります。

　当然ながら、設定を変えるのは人。そうなればミスも起こるでしょう。また、ユーザーの中でも設定Lの存在を忘れている人がいるかもしれません。今回は、そんな人のために設定L搭載機種を2つピックアップし判別要素などを紹介したいと思います。

『パチスロうしおととら雷槍一閃』

　Daiichiの『パチスロうしおととら雷槍一閃』は設定Lを搭載していると言われていますが、主な判別要素としては「デモ画面中の下パネル消灯」です。

　寺井一択さんの来店の際には「うしおととらに設定Lを入れてしまう」→「知識のない人が知らずに打つ」→「寺井さんが打たない方がいい」と教えるといった流れがありました。後に「人のミスで投入してしまった」とヒューマンエラーを認めましたが、「わざと入れたのでは？」「人のミスなら仕方ない」と賛否両論があったのを思い出します。

　しかし、『パチスロうしおととら雷槍一閃』において、下パネル消灯＝設定Lと勘違いしてしまう人が少なからずいる様子。この台は押し順ナビをミスした時の一部で特殊ステージに移行し、規定ゲーム数消化するまで通常ステージに移行しないという特徴があります。

　押し順を間違えずに打てば特殊ステージに移行することはないのですが、この特殊ステージが多くの人を勘違いさせるようです。その理由はが”特殊ステージでは下パネルが消灯する”からです。

　Twitterで「下パネルが消灯しているからこのホールは設定Lを使っている」といった様に勘違いして投稿してしまう人がいました。もちろん、ホール側からすれば迷惑な話でしかありません。設定Lを投入した事実がなくても、勘違いしたユーザーのせいでホールが信用を失ってしまうことがあるので気をつけましょう。

『パチスロ アクエリオン ALL STARS』

　次にSANKYOの『パチスロ アクエリオン ALL STARS』です。設定Lを判別するための大きな要素は「下パネルが高速点滅している」ことです。YouTubeで調べれば出てきますが目がチカチカするほどの高速点滅です。

　しかし、この機種は通常時の前兆ステージではゆっくり下パネルが点滅します。こちらも「前兆中だから打ってみよう」とか「下パネルが消えているから設定L！」とならないようにしましょう。

設定Lの投入で宣伝効果あり？

　先日アクエリオンを全台設定Lにするホールがありました。稼働はなかったようでしたが、Twitterでは設定Lが導入された事実に盛り上がりを見せました。意外なことに「設定がないことを教えてくれるなんて親切」といったポジティブな意見があったようですね。それでも、設定Lの存在を知らない人もいることを考えれば「設定1でも問題ないのでは？」と思います。

　設定Lを投入する理由の一つとして「ユーザーに投稿してもらうことがホールの宣伝になる」ということを期待しているのかもしれません。設定Lが投入してある旨のツイートは既に1.7万表示を超えています。

「ヒューマンエラーで設定Lを投入」→「拡散される」→「翌日設定6」といった風に、設定Lを利用したホールもありましたので、設定Lが投入された翌日に打ってみるという立ち回りをしてみるのもアリかもしれません。

　今回は2機種のみ取り上げましたが、基本的に下パネル消灯や点滅などユーザーが一目で設定Lと分かるようになっています。朝一の入場での下パネル消灯や点滅は打つべきではありません。しかし、先述したようにユーザーの勘違いでホールに迷惑をかけることは避けていただきたいと思います。正しい情報や知識を得て立ち回りましょう。