「タモリ倶楽部」終了のニュースで思い出す…「パチスロ大敗」に繋がる珍事件?【濱マモルののほほんコラムVol.188~聞き間違い~】
濱マモルののほほんコラムVol.188~聞き間違い~
タモリ倶楽部が3月末で終了するそうだ。
文字通り、同番組はタモリが出演する深夜のバラエティ番組で、放送開始は尚球社や高砂電器産業、パイオニアや東京パブコなどの加盟で日電協が発足された2年後の1982年。当時、アタシは小学校1年生であるから、当然、初期から見たことはなく、中学・高校時代も深夜にテレビを付ければ稀にやっているレベルとの認識だったのだが、徐々に番組のユルさとマニアックさが心地良くなり、毎週の楽しみへと昇格した。
まぁ番組について詳しく語ると、アタシ以上の番組ファンからあれこれと指摘される危険性もあるから、その辺は遠慮するが、番組の名物ミニコーナーと言えば、やはり「空耳アワー」であろう。
空耳アワーとは、端的に説明すると視聴者から投稿された「日本語以外の歌なのに、なぜか日本語のように聞こえる歌詞」をイメージ映像と共に紹介する内容。こちらも原曲の歌詞を添えるとJASRACがどこで目を光らせているのか分からないので割愛するが、キング・オブ・ポップの超有名曲が「パン、茶、宿直」と、メタル・ゴッドが歌うドラマチック曲が「母さんが言う、こういうパーマは変だと死のう」などと聞えてしまうから面白い。
残念ながら、当コーナーは2020年の春以降から休止。最近は不定期放送だが、その都度、繰り広げられる有識者たちを交えての討論は、観る者を惹き込ませる。
作詞者、或いはボーカリストの意図に反して、そう聞こえてしまうのは、その言語に耳が馴染んでいないからであろう。中には、その言語を母国語とするゲストにも「絶対に、そう歌っていない」と断言されるものもあるが、それはレアケース。個人的なことを言うと、基本的には海外の曲を聞く際、「どうせ日本語での意味は分からないし」と歌詞を読まずに聞いていることもあり、よく知る曲が空耳アワーで取り上げられると、以降、そうしか聞こえずに困ったものだ。
ユルい朝を過ごした当日のパチスロは…
ところで、空耳…というか聞き間違いは、日本に住む外国人にも多々あるのではないだろうか。こちとら高校時代に英語のテストで偏差値27を叩き出して先生に驚愕されたレベル。接客をスムーズにこなせる外国人の方々を見るだけで尊敬するが、先日、とあるホールへ遠征した際に牛丼屋さんで朝食を取ったところ、従業員の外国人が豪快な聞き間違いをしたのを目撃した。
抽選を終えて空き時間にミニ牛丼を食していると、若い男性客が2名入店。席に座るや否や、ひとりは「牛丼大盛り、卵」と注文し、店員さんが頷くと、続けてもうひとりは「同じで…」と続けたのだが、ここでアタシは違和感を覚えた。
「はい。うな丼ですね~」。確かに店員さんは、こう返したハズだ。だが、当の男性はスマホをイジるだけでなく、耳にイヤホンを付けていたことからなにかを聞いていたのか、店員さんの声を完全にスルー。これは一体、なにが出てくるのかとワクワクしたところ、期待を裏切らずにうな丼が着丼して、唖然とする男性の表情に吹き出した次第だ。
同じで…が、うな丼。なぜ、そう聞こえたかは本人のみぞ知るといったところだが、件の男性は怒るどころか半笑いでそれを食べていた。
そんなユルい朝を過ごした当日のパチスロは、立ち回りもユルユルだったのか、結果的にクソ負け。ヤケ酒に対する嫁さんの小言は、空耳であってほしいと願うばかりです。