パチスロ遊技中に話かけてきた「イカつそうなお兄ちゃん」…その正体は?【濱マモルののほほんコラムVol.207~マスクからの卒業~】
濱マモルののほほんコラムVol.207~マスクからの卒業~
ついに、装着するのをヤメた。なにをって、ホールでのマスクである。
マスクの着用については、政府が2023年3月13日より、屋内外を問わず個人の判断に委ねている。全日遊連(全日本遊技事業協同組合連合会)も、パチンコ・パチスロ店における従業員のマスク着用は4月1日より「不要」としたそうだし、最近ではパチスロ必勝ガイドの動画をはじめ、各種ホール実戦動画もマスク非着用が基本だ。
重度の花粉症ということもあるし、3月13日からいきなり…という感じではなかったが、徐々に屋外、電車内、ライブハウス内、飲食店内、少林寺拳法の道場内などではマスクを外してきた。もちろん、求められる場所では着用。そのために、マスクは常に持ち歩いていた。
ただ、ホールでのノーマスクには抵抗があった。そもそも「不要」としながらも、アタシが通うホールの店員さんは全員マスクをしているし、お客さんの半数ほども同様。右に倣えというわけではないが、まぁ単純に一歩踏み出す勇気がなかっただけのことである。
だが、いざ外してみると、どうだろう。開放感は言うに及ばずで、ムレることもなければ、マスクで押しつぶされた髭が口に入って不快になることもない。フレーバーだかなんだか知らないが、稀にくっさい蒸気に悩まされることはあるものの、それを差し引いても快適、パチンコ・パチスロに集中できるから嬉しい。
「はて、どこで会っただろうか」と記憶の引き出しを開けていると
周知の通り、ホールの換気性能は各種施設の中でもトップクラスだ。今後、マスクを外して遊技するお客さんも増えてくるだろうか。そんなことを考えながら打っていると、背後から「お久しぶりです」と声をかけられた。
見ると、短めのあご髭を生やしたイカつそうなお兄ちゃん。「はて、どこで会っただろうか」と記憶の引き出しを開けていると、どうやら数ヵ月前に淡々と『ハナハナホウオウ~天翔~』を打っていた際に話しかけてくれた方だそうで、その時はマスクを装着していた。なるほど、マスクの有無で印象はかなり変わるもの。伸び散らかしたアタシと違って、その時はあご髭、見えなかったしね。
ところで、マスクの着用が個人の判断に委ねられて以降、各メディアが行ったアンケートでは、どの結果でも4割程度が「着用する」との回答だった。その理由のひとつに「素顔を見られたくない」といったものがあったが、たしかに数年、布で覆い続けた顔を公の場で出すのは恥ずかしいかもしれないし、となると、「もう着けなくていいんでしょ?」と我が家で真っ先にマスクを外したのが、引き留めなければ下着姿で外へ出てしまうほど羞恥心が欠落した息子だというのも頷ける。
外すも自由、着けるも自由。まぁ個人的な意見を言うと、マスクは妄想を掻き立てるアイテムのひとつでもあるんですけどね。