4年ぶりにマスクレスな夏到来!!~コロナ禍を振り返りつつV字回復傾向にあるパチスロ市場について語る~【アニかつ・濱マモルの回胴酔虎伝Vol.032】
アニかつ・濱マモルの回胴酔虎伝Vol.032
去る5月8日をもって、新型コロナウィルス感染症が5類に引き下げられたことで、4年ぶりとなるマスクレスでの夏を迎えることとなった。
そんなわけで今回は、3年あまりに及ぶコロナ禍を振り返るとともに、アフターコロナのパチンコ・パチスロ業界について、お二方にざっくばらんに語っていただいた。
〇〇〇
──2019年10月に、この「回胴酔虎伝」が始まったんですが、年が明けてほどなくコロナ禍に見舞われて、中断を余儀なくされました。
濱「えーっ、もうそんな前になりますか」
アニ「そうだね。『さぁ、これから面白いことするぞ』と意気込んでたんだけど、年が明けて春を迎える頃に豪華客船でクラスターが発生して…」
濱「横浜港に来た船ですよね。もはや懐かしくも思える話です」
アニ「最初は対岸の火事だと思ってたんだけどね。気づいたら、もう…」
濱「それからは、規制と緩和の繰り返しでした」
アニ「そうなんだよね。緩和のタイミングで集まって、でもまた規制がかかって。まぁ、色々と振り回された3年だった」
ホールの動画収録でも苦労したことが
濱「おニイサンのバンドも、かなり影響受けたんじゃないですか」
アニ「いやもう。何度も公演延期や中止を喰らって。バンマスはほんと、大変だったみたいよ。会場のキャンセル料とかで」
濱「まぁ、我々がたずさわっているパチンコ・パチスロ業界も、大変な打撃を受けたんですけどね」
アニ「折しも、新基準機への入替を控えていた時期と重なったからね。ほんと、バッドタイミングも甚だしかった」
濱「ほんと、そうですよね。お先真っ暗というか、なんというか…実際、老舗有名店も含めて、かなりの数のホールが閉業を余儀なくされました」
アニ「新宿南口の『グリンピース』が閉店したのは、『ああ、ひとつの時代が終わったなぁ』って。ほんと残念だった」
──夜の街も含めて、不要不急とされるジャンルは軒並み大打撃を受けちゃいました。
アニ「前にも話したけど、飲食店が時短要請を受けて早じまいしちゃって、好きな時に呑みに行けなくなったのは、ほんとストレスだった」
濱「…ですよね。家で呑むのと、外で人と会って呑むのとは、また別ですからね」
アニ「確かに大人数で集まってワーワーやるのはアレだけど。いい歳したオトナが少人数で節度をもって呑むぶんには、そんなに目くじら立てることでもなかったと思うんだけどなぁ」
濱「牛丼店とかラーメン店とか、基本お一人様で黙々と食事する店まで時短になったのは、よくわからなかったですよね」
アニ「そう。タクシーとかトラックのドライバーさんとか夜中に働いてらっしゃる方のことも考えてくれって話だよ。まぁでも、なによりもストレスだったのは、やっぱりマスクだな」
濱「まぁアタシの場合は酷い花粉症持ちなもんで。毎年、春になるとマスクが欠かせないんですけどね」
アニ「…だったね。自分はそういうのなかったから、習慣的にマスクをするということに慣れてなくて。息苦しくて、本当に辛かった」
──ホールで動画収録の際なども、マスク装着を含めて色々と気遣いが大変だったんじゃないでしょうか。
濱「そうですね。大型企画なんかになると、演者4人にそれぞれカメラマンがついて、まぁまぁな大所帯になるんで。『極力、距離を取るようにしてください』って」
アニ「マスクで声がこもる上に距離を取るもんだから、オープニングとかで横並びになった時、端っこの人が何喋ってるのか聞き取れないんだよね…」
濱「わかります。アタシもそうなんですが、歳相応に耳が遠くなってるのもあるんじゃないですかね」
アニ「あるね。長年、バンド活動での大音量や騒々しいパチ屋で鼓膜を酷使してきたからね」
この期間を経て業界はどう変わったのか
──ともかく、そんな息苦しい3年あまりの期間を経て、業界がどう変わったのか。あるいは、ライターとしてお二人の生活がどう変わったか。それについては、いかがでしょうか。
アニ「パチスロに関してご存じのとおり、出玉性能に秀でた6.5号機やスマスロが好調で、少しずつV字回復している感じはするよね」
濱「そうですね。やっぱ、スマスロ目当てのお客さんが増えて、去年の今頃なんかと比べると少しは明るい未来が見えてきた感じです」
アニ「とにかく、ホール内での動画収録でマスク不要になったのは、ほんと大助かりだよ」
濱「女性の演者さんなんかは、メイクの都合とかもあって『マスクしてる方が楽なんだけど…』って人も少なくないんですけどね」
アニ「それは、うちの奥さんなんかも言ってるけどね。視聴者さんとしてはやっぱり、彼女たちのマスク無しの顔を見たいだろうし」
濱「でも、マスクしてるとだいたい、美人に見えますよね」
アニ「そうそう。いわゆる、『マスク美人』ってやつね。これは人間の脳の特性で、見えない部分を自動補正するからなんだよね。しかも前向きに」
濱「ちなみに、おニイサンはプライベートで打ちに行く時とか、マスクしたりします?」
アニ「うーん、そうだね。近所の店に行く時は、バレたくないからマスクするかな」
──やっぱメディアに出られている方は、見られちゃいますからね。
アニ「たとえば、夕方の早い時間に家での仕事が片付いて、奥さんと散歩がてら呑みに行って、『ちょっと遊びたいねー』ってなることがあるんだけど、そういう時はだいたい低貸しなのね」
濱「いいじゃないですか、軽く呑んだあとの5スロとか。打ったことない台をヤメ時とかも知らず手探りで打つのって」
アニ「そうそう、そんな感じ。でも、ちょっと恥ずかしいじゃない。『ガチでお爺さんなんだな』とか笑われるの」
濱「それはないでしょ、さすがに」
──まぁとにかく、パチスロ業界に関しては出玉性能の高い6.5号機やスマスロばかりに注目や需要が高まっているわけですが。そんな現状について、お二人の率直な感想をお願いします。
アニ「さっきの低貸し遊び打ちの話じゃないけど、やっぱパチンコ店は、大衆娯楽として気軽に遊びに行ける場所であってほしいのよね」
濱「それは大いにありますね。とりあえず、低貸しコーナーに高齢のお客さんが戻ってきているのを見ると、『ああ、コロナが明けたんだなぁ』と実感しますが…」
アニ「売上や利益を追求しなきゃならないのは重々承知だけど、ギャンブル性を求めているプレイヤーばかりじゃないんだから。お客さん各々が好きなレートの好きな機種で楽しく遊べる環境作りを、ホールさんにはお願いしたいところだね」
濱「あとアタシは、マスクをしていない美人のコーヒーレディがいる店で打ちたいです」
〇〇〇
海外からのインバウンド観光客も増加し、街はすっかりコロナ前の活気を取り戻した感がある今日この頃。
お二方の会話のとおり、巷のホールも賑わいを取り戻しつつあるわけだが、その一方でこの3年あまりの間に未来への希望を見失い閉業してしまったホールも多々あることを、忘れてはならない。
PICK UP NEWS
Ranking
17:30更新- 【パチスロ「万枚」突破率ランキング】新台導入後も「変化」なし⁉
- パチスロ「1997年新規参入メーカー・ベルコの初期3作」~4号機名機伝説~『さるかに合戦&2』『ゴールデンベル』編【アニマルかつみの回胴青春時代Vol.151】
- 「犯罪行為」が目の前で…【ドラゴン広石『青春と思い出のパチスロと、しばしばパチンコ』第97話:盤面押し】
- 【スマスロ新台『モンハン』攻略】複数のリセット恩恵が存在!! 「設定差」は○○と推測するユーザーも!
- 【新台】人気アニメ「東京喰種」スマスロ化に高まる期待!
- AIがあなたの牌譜を解析し、最適打牌を提案。雀力向上をサポートします。
- 【スマスロ北斗・新重要数値】朝イチの天国or本前兆スタートは「高設定」に期待
- 【サミー】6号機の大ヒット機『カバネリ』の”スマスロ仕様”が展示され話題!
- 【スマスロ「万枚」突破率ランキング】「コンプリート」多発の沖スロで衝撃の事実⁉
- スマスロで『新ミリオンゴッド』降臨の可能性も!?「最大級イベント」の展示マシンが話題に
- 【緊急速報】パチスロ演者「ティナ」の復帰に大歓喜!「休止した理由」を初めて語る
関連記事
「GODが揃った状態」で台を譲ったことも?「警察沙汰」になった事件などパチンコ店でのエピソードを語る【アニかつ・濱マモルの回胴酔虎伝Vol.31】
スマスロ「A+ARTなど遊びやすいマシン」登場も期待…有名ライターの「お気に入り次世代遊技機」は?【アニかつ・濱マモルの回胴酔虎伝Vol.30】
ビタ押しハズシをミスると本気で… 知られざるアニかつ恐妻秘話【アニかつ・濱マモルの回胴酔虎伝Vol.29】
回胴界のレジェンド二人にコンビ活動の経緯を訊く【アニかつ・濱マモルの回胴酔虎伝Vol.28】
パチスロ機械割100%超マシンを語る…『オオハナビ』を打った時の名言が再び?【アニかつ・濱マモルの回胴酔虎伝Vol.27】