「数々の新機能」を搭載も告知フラグは断線多数!?「パチスロ史上初」の記念すべき4号機【名機列伝】
パチスロ4号機名機列伝~チェリーバー~
各地でチューンアップされた裏モノが猛威を奮う中、1992年12月、次世代を担う新要件機として4号機が誕生した。
その史上初となるのが、エレクトロコインジャパンの『チェリーバー』。こちらも史上初、REG非搭載のAタイプで、ビッグのほかにシングルボーナスと、そのシングルボーナスの集中役を装備している。
「チェリーボーナス」と呼ばれる集中役は確率約1365分の1~約910分の1。突入後はシングルボーナスが超高確率で揃い続け、この状態は全設定共通148.9分の1のパンクフラグ、或いはビッグを引くまで継続する。
ビッグは4号機の規定によって「期待値方式」に変化し、小役ゲーム中も毎ゲーム、各役の抽選が行われることに。つまり、小役ゲームが長く続けば獲得枚数のアップが期待できる一方、ボーナスインフラグを引けなければパンクすることもある。
加えて、現在のマシンでは当たり前の「オートリセット機能」を採用。これはビッグ終了後のリセットを機械が自動的に処理するもので、これによって、ビッグ終了ごとに店員を呼んでリセットをしてもらう必要がなくなった。
当初は「リプレイいらなくない?」という声も…
また、4号機における新機能の代名詞とも言えるのが「リプレイ」。このリプレイ絵柄が揃うと、次ゲームはコインを投入せずに前回と同じ枚数がBETされる仕組みで、4号機からは搭載が義務付けられた。
当初は「リプレイなんていらなくない?」などと不評の声も多かったが、本機のボーナスイン絵柄はリプレイと兼用だったために、ほどなくして4号機の定番攻略法「リプレイハズシ」が発覚。
手順は3回目の小役ゲーム時、左リール枠内にスイカを狙い、上段or下段にリプレイが停止した場合は右リールに「7・ベル・チェリーバー」を目押しすればボーナスインを阻止できる。
ボーナスインフラグは2枚掛け時のみ確率1.5分の1と非常に高い特徴があることから、残り5G以降は2枚掛けで消化。この手順を踏めば平均394枚の獲得が見込め、フリー打ち比で約22枚のお得となる。
リーチ目は中段リプレイ揃いや「ベル・ベル・チェリーバー」などで、本機はバックライトによるボーナス告知も採用。リール枠右には「WIN METER」と書かれた告知ランプもあったが、大半のホールでは断線されていた。