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「現状のパチスロと料理」に似ている要素が?【濱マモルののほほんコラムVol.252~取っ付きにくさ~】

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濱マモルののほほんコラムVol.252~取っ付きにくさ~

 中華料理屋やビアホール、割烹料理屋でのアルバイト、或いはライター転身後も同じ割烹料理屋の社長に呼ばれてしばらく手伝ったこともあってか、料理は得意な方だ。

 基本的に、料理は全ての創造の基本だと考えている。食欲は三大欲求のひとつ。食事をしなければ生きていけないし、誰でもできないことはない。

 そりゃあ、SNSでバズるような見た目が華やかな料理をいきなり作れと言われても無理だし、アタシも不可能。ただ、自分の腹を満たすための食事はどうにかなるわけで、では、なぜ多くの男性陣が料理をしないのかと言えば、取っ付きにくさにあるのではないだろうか。

■現状のパチスロと似ている要素が?

 代表的なのが、レシピによくある「少々」と「ひとつまみ」。一般的に少々は親指と人差し指で軽くつまんだ分量、ひとつまみは親指、人差し指、中指の3本でつまんだ分量とされているが、そんなものは手の大きさで異なるし、そもそも「軽くってどれくらい?」って話だ。わかりにくすぎる。
 
 小さじ、大さじなどと指示されても、計量スプーンを所持している男性は稀。計量カップも同じだろう。

 要するに、なにが言いたいかといえば、そんなものは目分量で十分。やっていくうちに感覚として身に付くものだし、濃かったら薄めれば、薄かったら足せばいい。第一、味の好みだって、人それぞれだ。

 やってみたら、意外と簡単。最近も、自炊を薦めた友人がそう答えてくれて非常に嬉しかったが、それと同時に思い浮かんだのが、現状のパチスロである。

■「少々」と「ひとつまみ」以上にわかりにくい…

 昨今、日本への外国人旅行者が増えている。横浜といってものどかなエリアの我が家周辺では、いまだアタシが外国人に間違えられるレベルだが、観光名所に行けば外国人ばかり。外国人観光客に向けて値上げする飲食店もあると聞く。まぁその点は良し悪しかもしれない。

 当然、パチンコ業界もそういった状況を見逃すハズはない。外国人観光客に遊技を楽しんでもらおうと努めるホールも多いそうだが、コインや玉の借り方、ベットの仕方やハンドルの握り方といったことはもちろん、もっと教えるべきはAT機、ART機、ボーナスタイプ、甘デジ、ミドルタイプ、ラッキトリガー搭載機、羽根モノなど、それぞれの違いと大まかなゲーム性。

 パチンコ・パチスロを嗜まない人からすれば、「少々」と「ひとつまみ」以上にわかりにくいわけで、それを打ったことでどれほどのお金が無くなる危険性があるか、もしくはどれほどのあぶく銭を得られる可能性があるか…ということも想像できない。

 いざ打ち始めれば、内部的な抽選システムは多々あれど、同じジャンルのマシンであれば、出玉が増える流れは、そこまで極端に大きな変わりはない。まずは、取っ付きにくさを取っ払うことが重要なのではないでしょうか。

濱マモル

濱マモル

神奈川県横浜市出身。レコード会社勤務の後、フリーライターへ転身。パチンコ・パチスロやギャンブル系を中心に、野球、音楽、街情報など幅広い分野で執筆する。特技は料理と飲酒で、超常現象好き。ドラマーとしての顔も持つ。

Twitter:@hamamamoru777

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