新台『北斗の拳 新伝説創造』ついにデビュー！ 「5.5号機最後の大物」が救世主になるには……

「サミーHP」より

　パチスロ5.5号機の「新台設置期限」である9月の到来で、春より続いている新台ラッシュはさらに激しさを増していくことになる。9月は20を超えるタイトルが発売予定。是が非でも5.5号機からヒット作を生み出し、長期稼働に繋げたいと考えていることは間違いない。

　そんな新台へ関心が集まることは当然だが、その中で最も大きな注目を浴びているのは”5.5号機最後の大物”として期待される『北斗の拳』最新作だろう。

　ユーザーの5.5号機に対する反応は厳しいものが目立つが、販売台数5万台とも言われる『北斗の拳 新伝説創造』は別格だ。常に話題を独占する本シリーズ最新作への注目は、他を圧倒していると言っても大袈裟ではない。

　出玉増加のカギを握るのは1Gあたりの純増約1・9枚、1セット30G+αのART「激闘乱舞」だ。消化中は様々な契機でセット数ストック抽選が行われ、規定ゲーム数消化後に突入する継続バトルに勝利で継続となる。ARTの最低継続率は66％にアップ。「北斗歴代最高峰の継続期待度」を実現することに成功している。

毎ゲーム5G以上を上乗せするEX乱舞や、消化中フリーズで突入する大量上乗せ必至のEX乱舞TURBO。ベルの約25％で激闘ストックが期待できる激闘乱舞TURBOや、シリーズお馴染みの「北斗揃い」など上乗せ特化ゾーンも充実。大量出玉へ繋がる強力な要素が組込まれている。

「王道と革新の共創」「北斗は不滅なり」と、発売元のサミーが自信を覗かせることにも納得できるのだが……。

「専用ではなく既存の筐体で登場することや、『北斗の拳の世界観に合わない』と言われているオリジナルキャラクターへの不満は多いです。スペック面に関する意見も目立ちますね。継続率+ストックシステムは夢があると思います。実際に期待しているユーザーもいますが『思っていた以上ではなかった』という声が上がっているんです。

『5.5号機に無理やり間に合わせたのでは？』『作り込んだ感じがしない』と感じたユーザーもいるようですね。これ以上に進化した北斗を求めていた方が多かったのかもしれません。現時点で不安要素があることは間違いありませんね。

　5.9号機へ完全移行する10月から新台は大幅に減るでしょう。10月に関してはリリースされない可能性も指摘されています。つまり店側が今年を乗り切るためには、9月の新台が非常に重要になるということです。その中で最も期待されている台は北斗の拳ですよね。大量導入をして大きくアピールする店が多いのではないでしょうか。業界にとって9月の新台は重要ですから、ぜひとも期待に応えて欲しいですが……」（パチスロライター）

　旧基準機の設置シェアは12月までに30％へと減少される予定だ。5.9号機や6号機時代を見越した際に、5.5号機のヒット作は必須と言えるだろう。『北斗の拳 新伝説創造』は、そのような厳しい時代の”救世主”になれるのだろうか？