新台5.5号機「明暗」クッキリ!? 「開発」出身者が『北斗の拳』に代わる救世主を発表……【最後の5.5号機・メタ斬り座談会】

　パチスロ5.5号機の販売が終了。最大の目玉『北斗の拳 新伝説創造』は期待に応えられずにいるが、他の新台はどのような評価を得ているのか？

「素性を公開しない」という条件で、パチスロ開発出身者・パチスロをこよなく愛すライター・ガチ系関係者の3名がホンネを暴露……【最後の5.5号機・メタ斬り座談会】スタート!!

前代未聞の新台ラッシュの中に『北斗の拳』に代わる救世主が？

「ライターA」：20を超える機種が登場した”怒涛の新台ラッシュ”が終了しました。『北斗の拳 新伝説創造』は残念な感じになりましたが、他の新台に対する印象はどうですか？ 今回はパチスロ開発に携わっていた「Kさん」にも来ていただいております。ぜひとも意見を聞かせてください。

「開発K」：よろしくお願いします。正直『期待していなかった』というのがホンネです。すべてが時間を掛けて開発されたとは思えなかったですから。その中で注目していたのは『SLOT魁!!男塾－目指せ！ 闘宴大武會－』でしょうか。旧基準機が撤去された後も設置可能な119％機種ですからね。

「関係者C」：自らの手でARTを引き寄せて、ロング継続へ繋げるゲーム性は魅力だとは思うよ。ただ導入台数が少ないからね。バラエティコーナーでは『119％のポテンシャル』を活かすことは難しいよ。そうなると厳しいかな。特化突入の設定差が多いから、低設定じゃ勝負にならない。

「開発K」：トータル的には悪くないと思いますが、特に良い面もない印象です。将来的には需要が出るかもしれませんが、現状では稼働を見込めないですね。

「ライターA」：同じ119％機種『笑うセールスマン3』はどうですか？ 予想以上の好評価を得ている印象ですが??

「開発K」：初当たりが軽くて、コイン持ちがいい点は好感が持てます。出玉に期待できる『真・ドンドンBONUS』も意外と引けますし、評価する声が多いのも分かる気がします。

「関係者C」：直乗せ＆7揃い確率が大幅にアップする『極』もいいよね。基本的にはマイルドな出玉性能だけど夢が持てる。十分に勝負できる機種だと思うよ。

「ライターA」：少数しか導入してないホールが多いですけど、設定6（出玉率119%）を求めて足を運ぶユーザーはいそうですね。見せ台として考えても優秀と言えるのではないでしょうか。

「開発K」：個人的には『シュタインズ・ゲート』も推したいですね。

「ライターA」：ソコですか!? さすが開発出身者！ 見ているところが違いますね!! 『閃乱カグラ』は好評でしたが、連続して成功することはないかなと思っていました。導入台数も1000台くらいでしたし、まったくノーマークでしたよ。

「開発K」：前作はAT機で高設定の出玉性能が微妙でしたが、今回はRT機での登場でしたから期待できると思っていました。オーイズミさんと言えば『ひぐらし』『うみねこ』というRT機が評価されていますからね。

「関係者C」：完走型RTという仕様にニーズがあるかは疑問だけどね……。番長の外伝マシン『盗忍！剛衛門』はどう？ 『番長3』や『政宗2』よりもマイルドで遊べる印象だけど??

「開発K」：一撃で出すのは厳しいですが、特化ゾーンの鬼粋は夢がありますよね。盗目が重ならないと何も起こらないことに不満はありますが……容量をART中のゲーム性に振り切った点は評価したいです。さすが大都さんですね。

「ライターA」：万枚は厳しいかもしれないですが、控えめの投資で夢が見られる台とも言えるかもしれません。夢があるという点では『パチスロ ゴルゴ13』も負けていないと思います。万枚報告も出ているように、破壊力は高いと思うのですが？

「開発K」：当然ながら時間は掛かりますが、万枚を狙える一撃性は魅力ですよね。上乗せ特化ゾーンの「超A級スナイパーRUSH」への突入も、そこまでキツくない印象です。事故狙いにしては優秀なのではないでしょうか。

「ライターA」：こうして振り返ってみると、評価できる台も多いですね。『番長3』のような活躍が期待されていた『北斗の拳』がコケたのは痛いですが……。最後の5.5号機は活躍してくれそうですかね？

「開発K」：正直に言えば、全体的にパッとしない印象ですね。『次も打ちたい』と強く感じた機種はありませんでした。私がホールの店長だったら、導入しない台が多いですね。中古台を購入するという判断をすると思います。今なら『聖闘士星矢』を増台するのが正解なのかもしれません。

「関係者C」：パチスロでの実績が弱かった三洋さんだけど、すでに発売している『聖闘士星矢』の成功で評価は完全に変わったね。『聖闘士星矢』に関しては中古価格が170万円を超えているみたいだし。救世主は『北斗の拳』ではなかったということか……。
（文＝編集部）