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パチスロ旧基準機「消滅」回避は不可能? ホールが6号機時代に生き残る術とは

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 10月より3000枚リミッター(有利区間1500Gまで)が搭載された、5.9号機のみが新台となったパチスロ業界。さらに風営法施行規則の改正案が公開されたことにより、2月からは出玉獲得性能が見直された6号機時代へ突入することが決定している。

 現在もホールの主軸である旧基準機に関しては、2017年12月に30%未満とする計画が存在。先行きに関しては不透明となっているが、今後も減台されていくことは明白だ。

 パチスロ業界は、かつてない不安定な状態にある。「旧基準機をいつまで打つことができるのか」という問題は、パチスロユーザー・ホールの不安を煽っていると言える。

 そんな旧基準機に関し、中古機流通協議会が発表した文書が話題となっている。

 12月1日以降、新基準に該当しないパチスロの設置比率が30%を超えるホールの認定申請、および中古遊技機の移動の申請受付を留保する旨を伝えたとパチンコ業界誌「プレイグラフ」は報じている。

 目標に達しなかったホールに対しては、30%以下になった日から180日間、認定および中古遊技機に関する保証書の発給を停止するという内容も盛り込まれているようだ。

「旧基準機の設置率30%に逃げ道はないということですね。メーカーは喜んでいるのではないでしょうか。ホールは新基準機を買わざるを得ませんから。結果として今までのような、射幸性の高さに頼りすぎた営業はできなくなると言えるでしょう。

 そうなると心配なのが、これまで新基準機に力を入れてこなかったホールの末路です。稼働率の低い新基準機へ設定を入れることが難しいことは分かります。しかし、今後のことを考えれば新基準機を大事に扱うべきだったと思いますね。

 もちろん旧基準機が完全撤去になるようなことはないと思いますが、今後も減台され続けていくことは確実です。そのようになってから新基準機の扱い方を変えても、ユーザーの信用を取り戻すことは難しいと思います。営業を断念しなければならないホールも出てくるのではないでしょうか」(パチスロ関係者)

 撤去を推し進められている旧基準機に代わり『押忍! 番長3』を始めとした5.5号機や、11月より導入される5.9号機がホールの中心になる時代は確実に迫っている。

旧基準機に頼りたい気持ちも分かるが、今後のことを考えれば「新基準機を盛り上げる」という気持ちを強く持つべきなのだろう。

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