パチスロ「新規参入メーカー」登場に期待の声多数!? 会社設立者「元大手メーカー副社長」「二度目の業界参入」など意外な経歴が明らかに
不況が続くパチスロ業界の突破口となるか――。
今月17日、新規参入メーカー「株式会社ボーダー」からパチスロ第一弾として『超速回胴 鬼若弁慶』のプレス発表会が開催された。
同機種のスペックは、老若男女から幅広い層に愛されるノーマルタイプでボーナス合算確率は「1/147.6~1/119.8」。また、ボーナスは獲得枚数「約307枚」のビックボーナスと同「約102枚」のレギュラーボーナスが搭載されており、楽しみやすさと刺激を追求した1台となっている。
また本機の特徴は、前代未聞のレギュラーボーナス当選時に”目押しを要しない”機能「RAKU・RAKUスタート」が搭載。通常時の演出は、ボーナスが完全告知となる「ボーナス告知モード」、払い出しが告知される「ぺい提灯モード」、そしてボーナスの期待感を演出する「チャンス告知モード」といった「3つのモード」を任意で選択することができ、プレイヤーを飽きさせない仕様となっている。
このような新規参入メーカーからの同機種に、ユーザーからは「1回は触りたい」「普通に面白そう」と期待する声が多く挙がった。
一般的に新規参入といえば、その業界の「活性化」に繋がる働きが多く見られるだろう。特に、昨今のスマートフォンを用いたゲーム、通称”スマホゲー”は既存のゲーム業界へ脅威を与え、それと同時にゲーム市場全体が拡大する効果を見せた。
ただ、パチンコ業界ではどうだろうか。最盛期の1995年度は、約18200店舗のパチンコ店が存在しており、大きな市場規模を誇っていた。しかし、現在店舗数は「10000店」を割ったことが明らかとなり、最盛期の店舗数と比べると約40%も減少。まさに斜陽産業といえる業界だろう。
そんな不況が続く中での新規参入に、誰もが苦戦を強いられると思うが……同会社を設立した代表・今井一正氏には意外な過去があった……。
「今井氏は以前、大手パチスロメーカー『SANKYO』の副社長を務めていたようです。また、2008年には(株)フォープを立ち上げ、業界参入第一弾機種としてパチスロ『まつり屋華恋』を販売した過去も。ただ、これ以降新機種は登場していません……。そこで今回、新たな会社を立ち上げての新規参入に不安の声も挙がっていますね。それでも、メーカーの副社長まで登りつめた方なので期待したいところですが……」
(記者)
厳しい状況が続くパチスロ業界。今月から「3000枚リミッター」搭載の5.9号機が開始。また、来年2月から出玉性能の大幅なダウンが予想される新たな規則「6号機」が施行となり、ますますの衰退が懸念される。
今回販売された機種はノーマルタイプということもあり、万人受けすることは間違いないだろう。ただ、このご時世に新規参入する上で、機種自体に突出したポイントがない点は大きな不安要素ではなかろうか。
(文=編集部)
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