新台『押忍!番長A』に黄信号? 「AT機」復活パチスロ「6号機」未来が一変!?……【パチスロ新時代の展望2・メタ斬り座談会】
回胴界に歴史を刻んだ『押忍!番長』最新作が登場予定。『押忍!番長A』が、苦戦を強いられている5.9号機の救世主となるかに期待が高まりますが……。ノーマル機での登場に不安が!? 苦戦は必至との声も上がっているようです。
一方、悲観的な声が相次いでいた「6号機」に関しては光明が!新たな自主的措置によって、ゲーム性の広がりに期待できるとの発表が話題になっています!! 果たしてパチスロ新時代の未来は明るいのか?
「素性を公開しない」という条件で、パチスロ開発出身者・パチスロをこよなく愛すライター・編集者の3名がホンネを暴露!……【パチスロ新時代の展望2・メタ斬り座談会】スタート!!
『押忍!番長A』ヒットしない!? 囁かれる不安要素とは
「ライターA」:春に販売が予定されている『押忍!番長A』ですが、注目度は日に日に高まっていますね。『クランキー』に匹敵する軽さを持っているとか、ノーマル機で主流になりつつある4段階設定だとか、さまざまな情報が飛び交っています。
「編集B」:やはり『番長』はファンにとって特別だからね。新作が出るというだけで、大きく取り上げられることは当然だ。シリーズ初となる『ノーマル機で成功するのか?』という声も上がってはいるけど……。
「開発K」:大都さんは『秘宝伝』シリーズをなど、数多くのノーマル機で成功を収めた実績があります。コンテンツ力に頼るだけではなく、さまざまな工夫を施したスペックを開発した点が大きいですよね。
そのように考えれば『番長A』も十分に期待できると思いますが……。他のメーカーでノーマルスペックへ変更した人気作が、厳しい結果になったことを当てはめる方も多いようです。
「ライターA」:確かにART・ATスペックで人気を得たユニバさんの『魔法少女まどか☆マギカ』も、昨年末にノーマル機で登場しましたが期待に応えられたとは言えませんからね。
平和さんの人気コンテンツ『戦国乙女』もノーマルスペックとなり注目を集めましたが、不満にも似た声が続出してしまいました。同様のケースで登場する『番長A』が心配されるのも仕方ないかもしれません。
「編集B」:新演出だけではなく、歴代シリーズの演出も多く搭載されているなど楽しみな要素は多いけどね。大都さんも看板機種『番長』ではコケられないと考えているだろうし、期待できるとは思うけど……。
「開発K」:ノーマル機で実績がある大都さんですから、何かしらの工夫を施しているのは間違いないでしょう。どのように仕上げてくるかに注目ですね。
6号機で爆裂「AT機」復活へ! 新たな自主的措置で未来は一変?
「編集B」:期待できるという意味では6号機だよ。ボーナスの最大獲得枚数が480枚から300枚へ、出玉率が119%から115%に引き下げられ、『ジャグラー』ですらアウトという規制内容に愕然としていたけど……。
新たな自主的措置が発表され状況は一変したね。純増枚数に関する規制が廃止されるなど、パチスロのゲーム性を格段に広げることが可能になった。一気に楽しみになったよ。
「開発K」:AT機の開発も可能になりますからね。指示機能である有利区間は変更にならず、過度な出玉性能を実現することはできませんが、絶望的とも言われていたパチスロ6号機への期待が高まったことは間違いありません。
「ライターA」:5.9号機を苦しめていた、AT・ARTの発動に設定差を設けられないという自主規制が撤廃されたのも大きいですよね。出玉制限はありますが、開発の自由度は確実に高まりました。
「開発K」:新たに「最大出玉2400枚」が追加され一撃での獲得枚数は厳しくなりましたが、ゲーム性に関する緩和措置が図られたことは大きいです。面白い機種を開発できると思いますよ。
「編集B」:4月1日の型式申請分からということで、早くても登場は10月頃と言われているけど今から楽しみだね。しかし、その一方で純増枚数の撤廃を不暗視する意見も出ている。
5号機最大値『純増3枚』を超えることが可能なわけだからね。射幸性が問題視され、さらに出玉が規制されてしまう可能性も否定はできない。規制の限界を攻めるAT機が続々と登場するだろうし、心配する気持ちも分かるよ。
「開発K」:作られるのがAT機一辺倒になる可能性が高まったという点も、ファンとしては悲しい気がしますね。出目やリーチ目など、パチスロの醍醐味が減ってしまうことになりそうですから……。
「ライターA」:そのような意見を重視した機種も開発されるはずですよ。とにかく『限界まで攻める』という考えだけを持たずに、健全なパチスロ開発を行って欲しいですね。
(文=編集部)