パチスロ「最高傑作」悪評を救う”新システム”とは……「マンネリ」シリーズが秘めるそのポテンシャル
今月5日、待望のシリーズ最新台『パチスロ新世紀エヴァンゲリオン 〜まごころを、君に〜2』がデビューを飾った。
かつて一世を風靡した初代「まごころを君に」は斬新なシャッター演出や卓越したリーチ制御がブームに火をつけ、累計販売台数10万台と突破。「最高傑作」との呼び声高い名機に数えられる機種だ。
その正当後継機として約10年ぶりに復活した本機は、初代のRT「レイチャンス」を踏襲、ボーナス合算確率は設定1でも「1/199」と、前作の「1/255」を更に遊びやすくしたスペックで登場。シリーズ最高傑作を後押しする魅力的なスペックは、2月の新機種のなかでも人気筆頭株として注目されていたが……。
実際に遊技してきたユーザーからは、予想に反して辛辣な感想が多く目立っている状況だ。
「早速遊んできたファンの多くが『前作の後継機ではない』と感じたようです。実際、前作のシャッター演出はなく、初代の特徴であった打ち方『黄7狙い』も今作にありません。全体的に見ると、これまで登場してきたシリーズの”寄せ集め”と印象受ける人が多いようです。ただでさえ、マンネリ化が叫ばれているシリーズですからね。『どうにかしろ』と厳しい声も聞こえてきますが、本作で13機種目……もう限界なのでしょうか。ただ、画期的なシステムさえあれば、まだ救いの手はあるはずです」(記者)
確かに、正当後継機として登場したはずが、「ただの新台」と言わざるを得ないデキに不満が漏れるのは当然だ。「エヴァンゲリオン」をパチスロとして定着させた第一人者だけに、往年のファンのみならず、多くのスロッターからの期待は大きかったはず。今後の機種生命に関わる大きな問題といえるが……。