パチスロ「ジャグラー」メーカー、6号機でも頂点に!? ノーマルタイプ”壊滅危機”も活路見出す「成功例」
今年2月開始されたパチスロ「6号機」は一撃出玉に制限こそあるものの、これまでの自主規制「純増枚数」「ATスペック」などの出玉面に関わる規制は撤廃され、高純増AT機の開発が実現可能となった。
だが、射幸性が低いスペック「ノーマル機」は依然として厳しい規制内容となっている。ボーナスでの獲得出玉は最大「465枚」から「285枚」へ下方修正され、現行ノーマル機のほとんどが6号機では導入が不可能だ。ボーナスタイプに及ぼす影響は大きい。
特に、ノーマル機種で圧倒的なシェアを誇る『ジャグラー』シリーズの販売・開発を手掛ける北電子にとって致命的といえる。単純にボーナスで獲得できる枚数を引き下げれば導入は可能だが、それを敬遠するファンは少なからずいるはず。販売台数にも関わる問題である。
このように危機的な状況が予想される北電子。『ジャグラー』シリーズで多大な実績を残してきただけに、同社への不安は高まっている状況だが……。
多くのユーザーが抱いている「北電子」への印象は変わりつつあるようだ。
「確かに北電子といえば、『ジャグラー』『マハロ』といったノーマル機の印象が強いですね。販売台数のほとんどを占めているでしょう。
ただ、ここ近年の同社はノーマル機以外も好評のようです。人気アニメとのタイアップ機『パチスロ おとめ妖怪ざくろ』は、押し順当てに特化した”シンプル”なゲーム性で多くのファンを獲得しました。
また、昨年登場した『パチスロ輪るピングドラム』も同様に、分かりやすいゲーム性が好評でしたね。北電子のイメージは変わりつつあります」(記者)
そんな北電子は今年4月、5.9号機初のART機『これはゾンビですか?』を販売。これまでの「5.9号機」ARTのほとんどが厳しい結果となってしまったが……。
「導入台数は決して多くはありませんが、本機への評価は高い印象です。『ARTにさえ突入できれば出玉に期待できる』『勝ち負けに納得できるね』とスペックを称賛する声が多いですよ。
実際、ARTが単発で終了する可能性はなんと『3%以下』だそうです。出玉リミッターの限界を攻めた性能ではなく『1000枚クラス』の出玉感を楽しめるみたいですしね。5.9号機ART”唯一の成功例”なんて声もありますよ」(同)
「6号機」とスペックが類似する「5.9号機」での成功は、ノーマル機に依存しない北電子の”新たな活路”ではないか。『ジャグラー』シリーズに匹敵する”国民的機種”の登場に期待したいところだ。
(文=編集部)
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