1429年に建国された琉球王国が明治政府によって1872年に琉球藩が設置され、79年に沖縄県に変更され、1945年に琉球政府として米国の統治下に入る。72年に日本に施政権が返還され、沖縄県が復活。だが、日米地位協定を理由に、日本は在沖縄米軍関係者による事件・事故などの加害者に対する裁判権を行使できない。最大の懸案事項である普天間飛行場の辺野古への移設問題で、沖縄県は国と対立を続けている。2019年に実施された辺野古米軍基地建設のための埋め立ての賛否を問う県民投票では、4分の1超が反対に投票したが、埋め立て工事は進んでいる。