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パチスロ再開に不安!? 超が付くほどのブランクに…【濱マモルの のほほんコラムVol.48~勝負勘を取り戻す~】

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 大半のホールが営業を再開した。まぁ厳密にいえば東京都は休業要請中ではあるものの、徐々に日常が戻りつつある。

 もちろん、だからといって油断は禁物だ。個人的にはいまだに外での飲み歩きは控えているし、外出時のマスク着用、手洗いとうがいを徹底。子供たちにも言い聞かせている。

 ホールも感染予防に努めている。開店前の行列対策、入店時の検温、マスク着用の義務、手袋の貸し出し、飛沫防止シートの設置などなど。これらはHPなどでも確認できるので、ここならば絶対に安心と思えるホールにそろそろプライベートでも足を踏み入れてみようと考えている。

 収支帳を見ると、かれこれ2ヶ月半ほどプライベートでパチスロを打っていない。そんなことは長いキャリアの中でも初めてであり、久しぶりの勝負を想像するとワクワクが止まらないわけだが、その一方で少しばかりの不安があるのも事実。他でもない、勝負勘が鈍っているからである。

 以前にも書いた通り、勝負勘は大切だ。新型コロナウイルスの混乱前は、打たずとも定期的にホールへ入店。独特な現場の空気を肌で感じることで、この感覚を鈍らせないようにしていた。

 それだけに、今の状態は超が付くほどのブランク。ほとんど素人状態であり、立ち回りに影響を及ぼす可能性がある。復帰までに勝負勘を取り戻しておかねばならないのである。

 何かの本で、「喫茶店で窓の外を眺めながら、次に通る人が男性か女性か、若者か年配者かなどを当てる」ことで感覚を研ぎ澄ませる…と読んだ記憶がある。

 これは妙案だとばかりに早速、仕事部屋の窓から外を眺め続けたのだが、我が家は人里離れた辺鄙な場所にあるので、そもそも人がほとんど歩いていない。近所の森に巣があるのか、飛んでくる鳥もカラスばかりであり、カラスは悪くないものの、黒い物ばかりが目に入ると黒星を連想させてテンションが下がる。

 ならばと、子供たちとのじゃんけんをリハビリに試みるも、6歳の娘のみならず10歳の息子も出し方がワンパターンであるから連戦連勝。そのうち、娘の機嫌取りのためにワザと負ける始末であり、これでは勝負勘どころか負け癖が付いてしまう恐れさえある。

 何かいい策はないものか。そんなことを考えながらチューハイを飲んでいると、娘が笑顔でおみくじを持ってきた。聞けば、雑誌の付録を自作したものとのこと。「私は大吉だったよ」と娘は喜んでいたが、子供向けの雑誌だもの、そりゃあ高確率で良い運勢を引けるだろうと手に取ったところ、出てきた札はあろうことか「凶」。

 勝負勘どころか、今はヒキも腐っているようなので、もうしばらく復帰は見送ろうと思います。

(文=濱マモル)

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