パチンコ「3000万円負けている」が口癖!?「ゴト行為」に及ぶ訳でもない「ヘビーユーザー」は今…
私が過去に勤めていたパチンコ店には事あるごとに「この店に30年通って3000万円以上負けとる。負けた金で家が1軒建っとる」と口癖のように呟く年配の常連さんがいた。
「そんなバカな…」と思うかもしれないが冷静に推測、計算してみるとそれくらい負けているお客さんというのは案外いるのかもしれない。
そのお方。長きにわたり建設会社で働いており、その建設会社というのが私の従事していたパチンコ店の関連会社でもあり、他にも飲食店を経営する法人などもあった。
本来、複数店舗を経営するパチンコ店などで同系列の従業員が打ちに行く事は「完全にNG」。しかしウチの場合は建設会社、パチンコ店、飲食店とそれぞれの場所が離れていた。
業務内容的にも一切の関わりがない事から、それぞれの従業員がウチのパチンコ店への出入りする事を特に禁じてはなかったのである。むしろ、関わり自体を知らない従業員がほとんどだった。
ただし、飲食店の中の1店舗だけは当該パチンコ店から徒歩5分程度の場所にある。そのお爺さんは仕事が終わると「パチンコ店で遊技」→「飲食店へ」というローテーションが多かったようだ。
法人こそ別となっているが『ウチ』の建設会社から給与が支給され、その多くを『ウチ』のパチンコ店と『ウチ』の飲食店で浪費していた訳である。
自宅も近かったようだがおそらく身寄りは居なかったのだろう。その方のお金はウチのグループ内で、数十年間にわたりグルグルと回っていた訳である。
では負け額の3000万円へと話を戻そう。
本当に毎日のように見かけていた爺さんだから1ヶ月に10万円ほど負けたとして年間120万円、それが30年間ともなれば3,600万円、かなり少なめに見積もってコレなのだから…。
「3000万円負けている」という言葉は大げさどころか、それ以上に負けている可能性も十二分に有り得るだろう。
何せその30年間というのは4円パチンコ、20円スロットがメイン、というよりそのレートしかなかった時代だ。1円パチンコを始めとする、いわゆる低レートなるものが登場したのは私がその店舗を辞める時くらいだったのだから。
その方はパチンコオンリーで毎日のように『海物語』シリーズを打っていたのだが、釘を見る訳でもなくゴト行為に及ぶ訳でもなく、来店すれば適当な台に座り打ち始めるだけ。「これでは1日単位での勝ちはあってもトータルでは…」と思うのは自然だ。
そう考えてみると古くからパチンコ、パチスロを嗜んでいるユーザーには「何千万円も負けている層が普通にいるのかも?」と妙に納得してしまった。
昔のパチンコ店が潤っていたはずである。
つい先日の事、そのお方と件の飲食店で偶然に再会する出来事があった。
今もパチンコ店に通っているそうである。
おそらく80歳は過ぎているであろうが元気そうであった。
私の事も覚えていてくれた。
そして、その方は笑顔で私に言い放ったのである。
「あんたが前におったパチンコ店で3000万円負けとるよ。家が1軒建っとたよ」
(文=オーハナB)
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