パチンコ新台『北斗の拳』で「6万発」など「らしさ」爆発!「王道バトル」に称賛の声
ホットな新台をユーザーの感想を交えつつ掘り下げていくこのコーナー、【激アツ新台実戦JUDGEMENT】。今回のピックアップマシンは、最強爆裂機の遺伝子を受け継いだ正義のヒーローがパチンコファンに夢と希望を与えるためにホールに帰ってきた! 『P北斗の拳8 救世主』(以下北斗救世主)だ。
内規や規則改正などの外的要因に振り回され、かつてのトップフォームを崩したまま迷走しているような印象もあったパチンコ『北斗の拳』シリーズだが、メーカー自身も「王道」を掲げるように本来の姿をシリーズ最新作『北斗救世主』で取り戻したようである。
大当り確率が1/319.7、確変突入率がヘソ50.2%、電チュー82%のV確ループタイプで、確変中はバトルに勝利すれば最大出玉となる10ラウンド約1500発とモード継続が約束される伝統的なバトルスペックとなっている。
基本的には従来の北斗バトルモードのあれこれを継承しているが、初当り後に移行する時短「激闘モード」には100・200・300回の3種類の時短が採用されている。また、低確率状態で959回転消化すると1200回の電サポモードが発動する遊タイムも搭載。P機に完全対応した仕様である。
この時短を加味するとトータルでの連チャン継続率は約84%にアップ。また、遊タイムによって確変突入率も押し上げられ、スペックの優秀性に磨きがかけられている。
当然、期待の爆発力もファンを満足させるのに充分な結果を出しているようで、「バトルモード6回で6万発出た」「32連の47500発」といったような報告がバンバンなされているのである。
また、「久々のバトル確変は面白かった」「今回でバトルスペックの良さを再確認した」といった意見も多く見られ、「やはり『北斗』はこうでないと」といった風潮が強いように感じられた。
『エヴァ』や『牙狼』の例に漏れず、パチンコを代表するような強いコンテンツはその原点を忘れてはいけないという最適解が改めて示された格好となったのではないだろうか。もちろん、いまであればP機独自の機能や「速度」といった時代のトレンドを取り入れることは必要だが、そこに囚われすぎると本質を見失ってしまう。
現に、パチンコシーンの最先端である「スピード」に関して、本機は時速1万5000~1万7000発程度とそこにアドバンテージはないのだが、「確変が重すぎる」という声は当然あるものの、変動時間が極端に遅いこともないし、トータルで見た場合にはそれほど足枷になっている印象はない。
『剛掌』や『覇者』などのシリーズ機のレジェンドたちとの比較も見受けられる『P北斗の拳8 救世主』。ふたたびパチンコ『北斗』をアツくさせる一台である。
(文=大森町男)
<著者プロフィール>
羽根物によってパチンコの魅力にとり憑かれ、パチンコ雑誌を製作する編集プロダクションに入社。パチンコに関する記事作りや編集業務に携わる。編集長としてファン雑誌の制作に取り組むなどの経験を活かし、その後は携帯サイトやweb、動画コンテンツなど幅広いパチンコメディアに従事。現在はフリーランスのパチンコライターとして活動。パチMaxを中心に消極的に執筆の場を広げている。
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