パチスロ4号機「設定1」でも「余裕で万枚」… 初代『北斗の拳』の爆裂と功績を振り返る
おかげさまで個人的に思い入れのあるパチンコ・パチスロ機を紹介する本コラムは、好評をいただいている状況。本当にありがたい限りです。
今月も『ぱちんこCRスーパーロボット大戦OG』と『パチスロ カウボーイビバップ』を綴らせていただきましたので、よろしければ目を通してみてください。
・『甘デジ「大当り確率約1/40」で「200連6万発」も余裕!? 最大「約97%ループ」規格外の“怪物”!!』
・『パチスロ「上乗せ7万7000G」の大事故…5号機史上「最強特化ゾーン」!?』
さて、今回のコラムですが、後世のパチンコ・パチスロ機へ多大なる影響を与えたレジェンドを取り上げさせていただきます。
それは4号機『パチスロ北斗の拳』です。
パチスロ史上最高となる約62万台という驚異的な累計販売台数を記録した名機の中の名機。現役で稼働していた当時を知る方々であれば、その人気ぶりは記憶の中に強烈に残っていることでしょう。
あの頃はどこのホールへいっても、必ず島単位で本機が設置されていた印象。客足の寂しい店であっても、『北斗の拳』だけはバリバリ稼働していたのを思い出します。
また、通常のデータカウンターの他に、『北斗の拳』専用のカウンターを設置しているホールもありました。バトルボーナス(BB)の当選期待度が高い2枚チェリーやスイカが成立した際に、前兆ゲーム数となる「32G」をカウントしてくれるという画期的な機能でした。
このように、ホールが設備投資を行って特別扱いするほど高い人気を誇っていた本機。ヒットした要因の一つは、秀逸なゲーム性にあります。
本機はJACゲームが1回のみのCタイプ。BBはベルをナビするAT10GとJACゲームが1セットで、これが66%~最大88%で継続する仕様です。
継続率はケンシロウが放つオーラで示唆され、「白→青→黄色→緑→赤→虹」の順で期待度が上昇。この配色バランスが、現代のパチンコ・パチスロに大きな影響を与えているのはご存じの通りです。
このBBにさえ入れることができれば、あとは設定関係なし。ヒキ次第で大量出玉を獲得できるという夢のあるスペック構造でした。
私自身、本機で万枚を出したことがありますが、メダルを流す際にホール店員から「設定1なのによく出しましたね!」と言われて驚いたのを今でも覚えております。
このように「低設定でも勝負になる」という強みがあったからこそ、常に好稼働を維持できていたのでしょう。
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